台湾ビールおすすめ銘柄9選|夜市・コンビニで飲みたい定番&クラフトビール

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はじめに|台湾のビールってどんなもの?

台湾のビール市場は長らく国営企業の「台湾煙酒公司(TTL)」による「台湾ビール」がシェアを独占していましたが、2002年の市場自由化以降はクラフトビールが急速に広まり、個性豊かな地ビールも楽しめるようになっています。

この記事では、台湾旅行中に現地で楽しんでほしいおすすめビール銘柄9選を、スタイル・味・現地での入手情報とともに紹介します。

この記事でわかること

  • 台湾ビールの特徴と主なスタイル
  • コンビニ・夜市でのビール文化
  • おすすめ銘柄9選の特徴
  • 台湾でのビールの楽しみ方(夜市・コンビニ・タップルーム)

台湾ビールの基礎知識

台湾ビールの主なスタイル一覧

台湾のビールはラガー(下面発酵)が主流で、日本のビールと飲み口が近く旅行者にも親しみやすいスタイルです。近年はクラフトビールも増え、IPA・ウィートビール・スタウトなど多彩なスタイルが楽しめます。

スタイル度数目安特徴
ラガー(Lager)淡い黄金色4.0〜5.5%台湾の主流。すっきりとした飲み口。台湾ビール・青島など定番ブランドが多い
ライスラガー(Rice Lager)淡い黄金色4.5%前後台湾産米(蓬莱米)を副原料に使用。軽やかでクリーンな味わいが台湾ビールの特徴
ドラフトビール(生ビール系)淡い黄金色5.0%前後非加熱処理(非パスチャライズド)で酵母が生きたまま。フレッシュでクリーミーな風味。台湾ビール18天が代表格
IPA(India Pale Ale)金〜琥珀色5.5〜7.0%クラフトビールブームで急増。台湾産ロンガン(龍眼)などローカル素材を使ったIPAが注目
ウィートビール(Wheat Beer)濁り白〜淡黄色4.0〜5.5%小麦麦芽使用で軽やかでフルーティ。SUNMAIのウィートビールが代表的
フルーツビールさまざま2.5〜4.5%マンゴー・パッションフルーツ・ライチなど台湾らしいフルーツを使用。甘口で飲みやすく女性に人気
ハニーラガー淡い黄金色4.5%前後台湾産龍眼(ロンガン)蜂蜜を使用。甘みとラガーのすっきり感が融合。SUNMAIが有名で、台湾ビール(TTL)の蜂蜜ビールもコンビニで手に入る

コンビニ文化とビールの関係

台湾には人口約2,300万人に対してコンビニが1万店以上あり、セブンイレブン・ファミリーマート・ハイライフ(Hi-Life)が街中のいたるところにあります。これらのコンビニでは台湾ビールはほぼ確実に入手可能で、台湾ビール缶(330ml/500ml)、台湾ビール18天(ファミリーマートや全聯に置いていることが多い)、青島ビールなどが冷えたまま棚に並んでいます。

近年はクラフトビール(Taihu・SUNMAIなど)のコンビニ展開も進んでおり、旅行者でも気軽に台湾クラフトビールを楽しめる環境が整いつつあります。

台湾のコンビニでビールを買うポイント
コンビニ店内に座れるイートインスペースがある店舗も多く、購入したビールをその場で飲める
・セブンイレブンの一部店舗ではビールサーバーを設置した「バースタイル」の店舗もある
・深夜でも購入できるのが台湾旅行者には便利

おすすめ銘柄9選

1. 台湾ビール(Taiwan Beer)

Taiwan Beer Gold Medal ゴールドラベル
Taiwan Beer Gold Medal | Photo: Bertrouf / Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0
スタイルライスラガー
アルコール度数4.5%
醸造所台湾煙酒公司(TTL)(全島各地に工場)
創業1919年(高砂麦酒として創業、1946年に台湾ビールに改称)

台湾で最も売れているビールといえばまずこれ。ゴールドラベルの台湾ビール(台灣啤酒金牌/ジンパイ)は、国営企業・台湾煙酒公司(TTL)が製造する定番ラガーで、台湾国内シェアの大部分を占めています。

特徴は、通常の麦芽100%ではなく台湾産の蓬莱米(ペンライまい)を副原料に使っている点。1960年代に地元産米を加えたことで生まれた独特の軽やかな飲み口は、蒸し暑い台湾の気候にぴったりです。炭酸はやや強め、苦みは控えめで非常に飲みやすく、夜市で臭豆腐や大腸麺線と合わせるのが地元流の楽しみ方です。

セブンイレブン・ファミリーマートなどほぼすべてのコンビニで確実に手に入り、缶(330ml・500ml)・瓶・生樽など幅広い形態で流通。TTLは金牌のほかに蜂蜜ビール(蜂蜜啤酒)やフルーツビールなども展開しており、コンビニの棚で見かけたらぜひ試してみてください。

台湾ビール 蜂蜜ビール(蜂蜜啤酒)缶
台湾ビール 蜂蜜ビール(蜂蜜啤酒)|台湾産龍眼花の蜂蜜を使ったハニーラガー。コンビニで手軽に買える人気フレーバー

2. 台湾ビール 18天(Taiwan Beer 18 Days)

台湾ビール 18天 ビール瓶
台湾ビール 18天(Only 18 Days)| Photo: cizucu / Free License
スタイルドラフトラガー(非加熱処理)
アルコール度数5.0%
醸造所台湾煙酒公司(TTL)(全島各地)
創業1919年(TTL創業。18天は後年発売)

同じ台湾煙酒公司が手がける、通常の台湾ビールとは別格のプレミアム生ビールです。「18天(シーバーティエン)」という名前は、製造から18日以内に消費することを推奨していることに由来します。

このビールが特別なのは非加熱処理(非パスチャライズド)である点。生きた酵母が入ったまま出荷されるため、通常品より賞味期限が短く18日以内に飲むことが推奨されています。製造から流通まで8℃以下の冷蔵チェーンで管理されており、台湾国内でしか基本的に流通しません。これが「台湾でしか飲めない理由」のひとつです。

味わいは、クリーミーでなめらかな口当たり、フレッシュな麦の香り、苦みは最小限。炭酸も控えめでとても飲みやすく、台湾に来たらぜひ飲んでほしい一品です。セブンイレブンよりファミリーマート(全家)や全聯(PX Mart)の方が取り扱いが多い傾向があります。見かけたら積極的に試してみましょう。

3. Tsingtao(青島ビール)

スタイルピルスナーラガー
アルコール度数4.7%
醸造所青島ビール(中国・青島市)/台湾では屏東県の工場でライセンス生産
創業1903年

Tsingtao(青島ビール)は中国・青島市を本拠地とするブランドで、1903年にドイツ系・イギリス系の共同出資で創業したアジア最古クラスのビールメーカーのひとつです。ブランドとしては中国発祥ですが、台湾で流通している青島ビールは台湾・屏東県の工場でライセンス生産されたものです。台湾のコンビニ・スーパー・飲食店で広く流通しており、旅行者が目にする機会は非常に多いです。

ドイツ醸造の伝統を受け継ぐピルスナースタイルで、すっきりとした飲み口にほどよいホップの香りが特徴。炭酸感は程よく、麦芽の甘みも感じられる飲みやすいラガーです。台湾中華料理店でも定番のビールとして提供されています。

4. Long Chuan(龍泉ビール)

スタイルラガー・フルーツビール各種
アルコール度数ラガー約4.5% / フルーツビール約2.5%
醸造所台灣青啤公司(高雄県内埔郷)/現在はハイネケン傘下
創業台湾市場自由化後に設立

龍泉ビール(Long Chuan Beer / 龍泉啤酒)は、台湾ビール市場が2002年に自由化されてから台頭した、台湾ビール(TTL)の主要な対抗馬のひとつです。高雄近郊の内埔郷(ないぼうきょう)で製造されており、台湾南部での認知度が高い地元ブランドです。2022年にはオランダのハイネケンが同社を買収しています。

定番のラガーはすっきりとした飲み口で台湾ビールに近いスタイル。2012年に台湾で先がけて展開したフルーツビールシリーズ(マンゴー・パッションフルーツ・白ブドウなど)は甘口で飲みやすく、ビール初心者や暑い日のリフレッシュに人気です。台湾のスーパーや一部コンビニで缶が手に入ります。

5. SUNMAI(金色三麥)

スタイルクラフトビール各種(蜂蜜ラガー・ウィートビールなど)
アルコール度数約5%(銘柄による)
醸造所Long Sun Brewing / SUNMAI(新北市三重区)
創業2004年(現オーナーが醸造所を取得)

台湾のクラフトビールブランドの中でも最も認知度が高い醸造所のひとつがSUNMAI(金色三麥)です。2004年に現オーナーの葉氏が不採算だった醸造所を引き継ぎ、独自路線のクラフトビールブランドとして育て上げました。台湾のクラフトビール自由化と並走する形で成長し、現在は台湾各地にタップルームを展開しています。

看板商品は蜂蜜ラガー(Honey Lager)。台湾産龍眼(ロンガン)蜂蜜を使用したビールで、2004年のWorld Beer Cupでチャンピオンを獲得し、2022年にはEuropean Beer Starsゴールドメダルも受賞しています。蜂蜜の甘みとラガーのすっきりした飲み口が融合した、台湾ならではの味わいです。台北・桃園空港のビールキオスクでも入手でき、コンビニやスーパーでも手に入ります。

6. Buckskin(柏克金)

スタイルドイツスタイルラガー各種(ヘレス・マルツェン・ヴァイツェンなど)
アルコール度数5.0〜5.6%(銘柄による)
醸造所King Car Group(金車グループ)/桃園市
創業2018年

カバランウイスキーで世界的に知られる金車グループ(King Car)が2018年に立ち上げたビールブランドです。ドイツスタイルのラガーを本格的な製法で醸造しながら、コンビニや直営レストランで手ごろな価格で提供しているのが特徴。

マルツェン(5.6%)やヴァイツェン(5.0%)など、ドイツビール好きが喜ぶラインナップが揃っており、2020年のWorld Beer Awardsでも2部門を受賞しています。Hi-Life(来来超商)やセブンイレブン、全聯などで手に入るほか、台北・信義区などに直営ビアレストラン「Buckskin Beerhouse」を展開。台湾でドイツスタイルの本格ラガーを楽しみたい人におすすめです。

7. 55th Street Brewing(55ストリート・ブルーイング)

スタイルクラフトビール各種(アンバーエール・IPA・セッションIPAなど)
アルコール度数4.8〜6.5%(銘柄による)
醸造所55th Street Craft Brewery(新北市新荘区)
創業2013年頃

コロンビア育ちのJack Yuと妻のJohan Yanが立ち上げた、台湾らしいローカル素材へのこだわりが際立つクラフト醸造所です。新北市新荘区(旧所在地)を拠点に、台湾の亜熱帯性気候に合ったビールを作ることをミッションとしています。

看板商品のアンバーエールは、台湾・苗栗県産の乾燥龍眼(ロンガン)を使用。スモーキーなテクスチャーとほのかな蜂蜜風味が独特で、台湾の夏の暑さの中でも飲みやすい仕上がりです。セッションIPA(4.8%)はグレープフルーツを思わせる軽いホップ香で、クラフトビール入門にもおすすめ。タップルームや台北市内の一部クラフトビールバーで楽しめます。

8. Redpoint Brewing(レッドポイント・ブルーイング)

スタイルアメリカンIPAを中心に各種クラフトビール
アルコール度数5.8%(代表作Tai P.A.)など
醸造所Redpoint Brewing Company(台湾・新竹市)
創業2013年

2013年設立のRedpoint Brewingは、アメリカ人醸造家のDoug PierceとSpencer Jemelkaが創業した台湾初の外資系クラフト醸造所として知られています。アジアに長く在住する2人が「台湾で本格的なクラフトビールを作りたい」という想いで立ち上げたブランドです。

代表作のTai P.A.(台.P.A.)は台湾初のローカル醸造IPAとされており、アルコール度数5.8%でグレープフルーツを思わせるホップアロマが際立ちます。台北のタップルームは2024年1月に閉鎖されましたが、大安区の直営レストラン「Redpoint Taproom(紅点熟食)」ではRedpointのビールと食事を一緒に楽しめます。新竹市の醸造所を拠点に台湾各地のクラフトビールバーや専門店でも引き続き入手できます。

9. Taihu Brewing(臺虎精釀)

スタイルクラフトビール各種(IPA・NEIPA・スタウトなど月替わりで展開)
アルコール度数4.5〜9.9%(銘柄による)
醸造所臺虎精釀(Taihu Brewing)(台北市内湖区ほか)
創業2013年

2013年、台湾系アメリカ人の醸造家・Winnie Hsuらが設立した臺虎精釀(Taihu Brewing)は現在台湾で最も注目を集めるクラフト醸造所のひとつです。ブランド名の「臺虎(Taihu)」は「台湾の虎」を意味し、台湾産食材へのこだわりと革新的な醸造への挑戦を象徴しています。

フラッグシップのTaihu IPAは2023年のWorld Beer Cupで「世界最高のアメリカンスタイルIPA」に選ばれた実力派。毎月新しいIPAをリリースする取り組みでも知られ、訪れるたびに新しい味に出会えます。台北市内の永康店・市政府店・内湖店などタップルームが複数あり、現地でできたてのビールを楽しめます。セブンイレブンでも一部の缶製品(カクテル缶9.9%などを含む)が手に入ります。

台湾でのビールの楽しみ方

夜市で飲む

台湾旅行でビールを楽しむなら、やはり夜市が外せません。台北の士林夜市・饒河街夜市、高雄の六合夜市など台湾各地の夜市では、屋台飯とビールの組み合わせが定番の楽しみ方です。

屋台や隣接する飲食店でビールを注文するか、近くのコンビニで缶を購入して屋台で食べながら飲むスタイルが一般的。夜市の中には「TimeBeer」のように複数の台湾クラフトビールをタップで提供するビールバーが出店していることもあり、夜市を歩きながらクラフトビールを楽しむこともできます。

台湾のビール文化のポイント
・伝統的な宴会や乾杯の席では、干杯(ガンベイ)で全部飲み干すスタイルが慣習。ただし最近の若者やクラフトビールバーでは自分のペースで楽しむスタイルも一般的
・相手のグラスが空になりそうなら、互いに注ぎ合う習慣がある
・コンビニの缶ビールを外で飲み歩くことも多く、開放的な文化

コンビニで気軽に

台湾のコンビニのビール棚は非常に充実しています。台湾ビール缶(ゴールドラベル)は最低価格帯でほぼ全店に在庫あり。また一部のセブンイレブンにはドラフトビールサーバーを設置した「バースタイル」店舗もあり、旅行者でも立ち飲みで台湾の雰囲気を楽しめます。

クラフトビールタップルームで

台北ではTaihu Brewing・Redpoint・SUNMAIなど複数の醸造所がタップルームを運営しており、できたての新鮮なビールをグラスで楽しめます。特にTaihu Brewingのタップルームは台北市内に複数あり、旅行者でもアクセスしやすい立地です。英語メニューも用意されているため、日本語・英語のみでも安心して利用できます。

まとめ

台湾のビールは、定番の台湾ビール(TTL)から台湾クラフトビールの新星まで、多彩な選択肢が揃っています。コンビニで手軽に買える定番から、夜市のビールバーで飲む本格クラフトまで、旅行スタイルに合わせて楽しんでください。

銘柄スタイルこんな人におすすめ
台湾ビール 金牌(ゴールドラベル)ライスラガーコンビニで定番ビールを楽しみたい
台湾ビール 18天(シーバーティエン)非加熱ドラフト台湾でしか飲めないプレミアム体験
Tsingtao(青島)ピルスナー中華料理との相性を楽しみたい
Long Chuan(龍泉)ラガー・フルーツビール台湾ビール2番手・フルーツビールも試したい
SUNMAI(金色三麥)蜂蜜ラガー・各種台湾産蜂蜜など素材へのこだわりを楽しむ
Buckskin(柏克金)ドイツスタイルラガーコンビニで本格ドイツ系ラガーを飲みたい
55th Street Brewingアンバーエール・IPA台湾ローカル素材使いのクラフトを試したい
Redpoint BrewingアメリカンIPA各種台湾クラフトビールの先駆けを体験したい
Taihu Brewing(臺虎)IPA・各種クラフト世界受賞のIPA・台湾最前線クラフトを飲みたい

台湾のビールを楽しむコツは「コンビニ・夜市・タップルーム」の三つを組み合わせること。定番の台湾ビールはコンビニで気軽に、18天や龍泉はスーパーで探して、クラフトはタップルームで——それぞれの場所ならではのビール体験が待っています。

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