トルコのおすすめビール6選|エフェスなど有名定番からクラフトまでイスタンブールで飲みたい銘柄まとめ

イスタンブールの夕景とビール(トルコビールのイメージ) 世界のお酒
スポンサーリンク

トルコでビール・お酒って飲めるの?

トルコ旅行を計画する際、「トルコはイスラム圏だけどお酒は飲めるの?」「レストランやホテルでビールは頼める?」といったことが気になる方もいるかもしれません。モスクの荘厳なイメージが強いぶん、お酒を飲んでもいいのかな……と不安になりますよね。

結論から言うと——トルコでは観光客はもちろん、地元の人もごく普通にビールを楽しんでいます。レストランやバー、スーパー、そして街角の酒販店「テケル(Tekel)」で気軽に手に入ります。むしろトルコには、約80%という圧倒的なシェアを誇る国民的ラガー「エフェス」をはじめ、130年以上の歴史を持つ復刻ブランドや、近年盛り上がる地元クラフトまで、旅行者を楽しませてくれる銘柄がそろっています。

エーゲ海を望むホテルのテラス席で、ケバブなどをつまみながらキンキンに冷えたエフェスを一杯——トルコ旅行でのビールの最高な楽しみ方です。この記事では、現地で必ず見かける定番から、知る人ぞ知るクラフトビールまで、旅行者目線で「飲みたくなる」6銘柄を紹介します。

この記事でわかること

  • トルコのビール事情とお酒の楽しみ方
  • よく見かける定番銘柄(エフェス・ボモンティ・ツボルグ)
  • イスタンブール発のクラフトビール
  • ビールが買える場所・お土産におすすめの銘柄・ノンアルコール銘柄

トルコのビール事情|イスラム圏でも気軽に楽しめる

お酒はOK、でも「テケル」を覚えておこう

トルコはイスラム教徒が多数を占める国ですが、世俗主義の伝統があり、アルコールの販売・飲用は合法です。レストランやバー、ホテルでビールを頼むのはまったく問題ありません。ただし覚えておきたいのが、街角の酒販店「テケル(Tekel)」の存在。スーパーでもビールは買えますが、夜22時から翌朝6時までは酒類の小売販売が法律で禁止されているため、夜遅くに買いたいときは早めに調達しておくのがコツです。

トルコは酒税が高く、ビールは日本と同じかやや高いくらいの感覚。目安として、スーパーや酒販店(テケル)ではエフェスの缶・瓶1本がおおむね60〜120リラ前後(2026年のレートで約210〜420円)、レストランやバーではその2〜3倍ほどです。物価変動が激しい国なので、価格はあくまで参考程度に考えておくと安心です。

市場はエフェスとツボルグの二大ブランド

トルコのビール市場は、国民的ブランドエフェス(アナドル・エフェス社)が約80%という圧倒的なシェアを握り、デンマーク発祥のツボルグ(トルコ国内醸造)がそれに次ぐ二大体制です。実は後述するボモンティも同じアナドル・エフェス社のブランドで、この約80%というシェアにはボモンティの分も含まれています。つまりエフェス社は、エフェスとボモンティという2つの顔を使い分けて、市場の大半を握っているということです。

イスタンブールを中心に広がるクラフトシーン

定番ラガーだけでなく、近年はイスタンブールやエーゲ海沿いのリゾート地を中心に小規模なクラフトブルワリーが登場しています。トルコ初のマイクロブルワリーが生まれたのは2011年。数はまだ多くないものの、IPAやペールエール、ポーターなど個性豊かな一杯に出会えるのが旅の楽しみです(記事後半で紹介します)。

トルコのおすすめビール6選

トルコのレストラン、テケルで出会える銘柄を紹介します。

1. エフェス(Efes)

定番のピルスナー「エフェス・ピルセン」を筆頭に、コクのある黒ビール「エフェス・ダーク」、お酒を控えたい日のノンアルコール「エフェス・ゼロ」まで、シーンに応じて選べるラインナップが揃うトルコの国民的ブランドです。定番度:★★★

エフェス・ピルセン(Efes Pilsen)

スタイルアルコール度数醸造所創業
ピルスナー(ラガー)5.0%アナドル・エフェス(イスタンブール)1969年
テラス席で飲んだエフェス・ピルセン(筆者撮影)
現地のレストランのテラス席で飲んだエフェス・ピルセン(筆者撮影)

トルコで一番よく見かけるのがこの青いラベルのエフェス。よく冷えたグラスに注ぐと、麦芽の軽い甘みとすっきりしたキレが心地よく、フルーティさも感じる。スパイスの効いたケバブやピデ(トルコ風ピザ)と最高にマッチ!

エーゲ海や地中海沿いのテラスで、海風を浴びながら飲む一杯が格別。トルコ旅行で最初に出会うビールがこれ、という人も多いはずです。

空港で飲んだエフェスとアイラン(筆者撮影)
空港でもエフェス!アイラン(ヨーグルトドリンク)と一緒に(筆者撮影)

お土産に缶のエフェスを買って持ち帰り、数年間「ここぞ」というときのために大事にとっておいたのですが、いざ開けてみると少し味が抜けてしまったような感覚があり、残念。缶ビールでも時間が経てば風味は落ちるようで、お土産にする場合はできるだけ早く飲むのがおすすめ

エフェス・ダーク(Efes Dark)

スタイルアルコール度数醸造所創業
ダークラガー6.5%アナドル・エフェス(イスタンブール)1969年
エフェス・ダークの瓶とグラス
Photo: LeeKeoma (Wikimedia Commons) / Wikimedia Commons / CC0

「ラガーだけじゃ物足りない」という日に試してほしいのが、エフェスのダーク版。深いルビーレッドの色合いで、ロースト麦芽由来のカラメルやコーヒーを思わせる香ばしさと、ほのかな甘みが楽しめます。度数は6.5%とやや高めでコクもしっかりあるので、肌寒い夜や、煮込み料理・赤身肉のグリルといったしっかりした料理に好相性です。

定番のピルセンに比べると扱う店は少ないので、出会ったときにぜひ味わっておきたい銘柄です。

エフェス・ゼロ(Efes 0.0)

スタイルアルコール度数醸造所創業
ノンアルコールビール0.0%アナドル・エフェス(イスタンブール)1969年

「お酒は飲めないけれど、雰囲気は味わいたい」——そんなときに頼れるのがエフェス・ゼロ。エフェス・ピルセンと同じ酵母で仕込まれたノンアルコールビールで、ビールらしい風味をしっかり楽しめます。

大手スーパーや都市部の酒販店では見かけることも増えていて、お酒を控えたい日の心強い味方。アルコールが苦手な同行者がいても、これがあればみんなで乾杯を楽しめます。

2. ボモンティ(Bomonti)

スタイルアルコール度数醸造所創業定番度
アンフィルタード(無濾過)ラガー4.8%アナドル・エフェス(イスタンブール)1890年★★
ボモンティ 無濾過ラガーのグラス
Photo: Belenois (Wikimedia Commons) / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0

こちらもエフェスと同じアナドル・エフェス社が手がけるブランドですが、味わいの方向性は別物。無濾過でやや濁った黄金色と、豊かな泡立ちが目にも楽しい一杯です。口に含むと麦芽のコクがしっかりと広がり、エフェス・ピルセンより飲みごたえのある奥行きを感じられます。じっくり味わいたい夜にうってつけです。

3. ツボルグ(Tuborg)

デンマーク発祥のブランドですが、トルコでは1969年創業のトルコ・ツボルグ社(イズミル)がライセンス生産する、れっきとした「地元のビール」。定番の「ゴールド」に加え、度数高めの「スペシャル」など、シーンに応じたラインナップがあります。定番度:★★

ツボルグ・ゴールド(Tuborg Gold)

スタイルアルコール度数醸造所創業
ピルスナー(ラガー)5.0%トルコ・ツボルグ(イズミルでライセンス醸造)1969年
ツボルグ・ゴールドの瓶
Photo: Ludovic Hirlimann / Wikimedia Commons / CC BY-SA 2.0

エフェスと並んでトルコのどこでも見かけるのがツボルグ・ゴールド。明るい黄金色で、ホップのほのかな苦味とクリーンな後味が魅力です。軽快でゴクゴク飲める味わいなので、観光で歩き回った後の喉を潤すのにぴったり。「エフェスはちょっとクセが気になるかも」という人には、こちらの方がすっと馴染むかもしれません。

ツボルグ・スペシャル(Tuborg Special)

スタイルアルコール度数醸造所創業
高アルコールラガートルコ・ツボルグ(イズミル)1969年
ホテルで飲んだツボルグ・スペシャルの缶(筆者撮影)
旅先のホテルで飲んだツボルグ・スペシャルの缶(筆者撮影)

しっかり系のラガー。麦芽の存在感と飲みごたえがある銘柄。ホテルの部屋で飲みましたが、濃い味わいでゆっくり楽しみたいと思えるビールでした。

4. ガラ・グズ(Gara Guzu)

スタイルアルコール度数醸造所創業定番度
クラフト各種(ブロンド/アンバー/IPA/ポーターほか)4.5〜6.0%ガラ・グズ・ブルワリー(ムーラ県イェシルユルト)2011年

「トルコの地ビールを飲んでみたい」という人にまず勧めたいのがガラ・グズ。トルコ初のマイクロブルワリーで、名前は「黒い羊」を意味します。ブロンドはフルーティで軽やか、アンバーは麦芽のコクがしっかり、ポーター(ガラ)はロースト感のある深い味わいと、ラインナップが幅広く、その日の気分で選べるのが魅力。天然素材を使ったヴィーガン対応というこだわりも光ります。

イスタンブールのクラフトビアバーや専門酒販店、地元ムーラ周辺で見つかります。瓶や樽は海外にも輸出されているトルコ産クラフトの代表格。ありきたりなラガーに飽きたら、ここで一気に世界が広がります。

5. パブロ・ピルスナー(Pablo Pilsner)

スタイルアルコール度数醸造所創業定番度
ドライホップド・ピルスナー(ボヘミアン系)5.0%前後パブロ・ビラ(ボドルム、ムーラ県)2017年

エーゲ海のリゾート地ボドルムで生まれた、暑い気候にぴったりのクラフトピルスナー。ボディは軽めで苦味は控えめ、そこにドライホップによる華やかな香りが乗ります。無濾過・非加熱仕上げで、エフェスから一歩進んだ爽快な飲み口が魅力。ビーチやプールサイドで飲むのを思わず想像してしまう、リゾート感あふれる一杯です。

6. 3カファダル・モザイクIPA(3 Kafadar/旧Graf)

スタイルアルコール度数醸造所創業定番度
アメリカンIPA6.0%3カファダル(イスタンブール)2017年(2019年に自社醸造所設立)

ホップの香りが好きな人にチェックしてほしいのが、イスタンブールの実力派クラフト「3 Kafadar(3人の仲間、の意)」のモザイクIPA。トロピカルフルーツや柑橘の華やかな香りが立ち上り、心地よい苦味が後を引きます。スタウトやベルジャンブロンドなど多彩なラインも展開。※以前は「Graf」という名前で親しまれていました。

大手のようにどこでも買えるわけではありませんが、イスタンブールのクラフトビール専門店や品揃えのよい高級スーパー(Macrocenterなど)で見かけることがあります。

お土産におすすめの銘柄

トルコ旅行の思い出にビールを持ち帰るなら、やはりエフェスが一番。流通量が多くて手に入れやすく、「トルコといえばこれ」という王道の一本なので、ビール好きの友人へのお土産にも間違いありません。

※ビールは機内持ち込み不可。スーツケースに入れ、割れないよう緩衝材で包んで受託手荷物に。テケルやスーパーが買いやすく、夜22時以降は酒類の小売販売が止まる点に注意しましょう。

まとめ

イスラム圏というイメージとは裏腹に、トルコではビールをごく普通に、そして豊かに楽しめます。国民的ラガーのエフェスを軸に、二大ブランドのツボルグ、復刻のボモンティ、コクのあるエフェス・ダーク、そしてイスタンブールやエーゲ海発のクラフトなど——定番から個性派まで選択肢は意外に豊富です。エーゲ海の風を感じながらの一杯を、ぜひ現地で楽しんでください。

タイトルとURLをコピーしました