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インドネシアではお酒を飲める?バリ島のお酒事情
- インドネシア・バリ島のお酒事情
- 銘柄と特徴
- 飲んだ感想
- 現地で確認した値段
- お土産情報
「インドネシアはイスラム教徒の多い国だけど、お酒は飲めるの?」と思う方もいるかもしれません。
結論からいうと、バリ島では旅行者も普通にお酒を楽しめます。実際に旅行中は、ホテルやレストラン、ワルン、スーパーなどでビールを見かけ、購入場所に困ることはありませんでした。定番のビンタンだけでなく、バリ島で造られたクラフトビールも種類が豊富です。
一方、食事や交通費が安いバリ島でも、ビールはそれほど安くありません。ワルンではビンタンの小瓶が40,000ルピア前後で、料理一品と同じくらいの価格になることもありました。
なお、インドネシアでは酒類の販売は21歳以上が対象です。詳しくはインドネシア商業省の規則をご確認ください。
この記事では、2026年8月の旅行で飲んだ感想や写真を交えながら、おすすめの銘柄と味、現地で確認した値段を紹介します。
おすすめビール9選|定番からクラフトまで
| 銘柄 | スタイル | 定番度 |
|---|---|---|
| Bintang | ピルスナー | ★★★ |
| Anker | ピルスナー、スタウト | ★★★ |
| Bali Hai | ラガー(ヘレス) | ★★★ |
| Prost | ピルスナー | ★★ |
| Singaraja | ピルスナー | ★★ |
| Kura Kura | エール、ラガーほか | ★★ |
| Island Brewing | ピルスナー、エールほか | ★★ |
| Black Sand Brewery | IPA | ★ |
| Islands of Imagination | ペールエールほか | ★ |
※定番度は、2026年8月にバリ島のスーパーやワルン、食堂などで見かけた頻度をもとにした目安です。
Bintang(ビンタン)
- 創業:1931年
- 醸造所:PT Multi Bintang Indonesia Tbk.(ジャカルタ)
- スタイル:ピルスナー
およそ100年弱という長い歴史を持つ、インドネシアシェアNo.1の国民的ビール。ハイネケン傘下でパッケージがなんとなくハイネケンにも似ている気も。
バリ島では、スーパーやコンビニ、レストランなど、行く先々で見かけました。バリハイなどもよく売られていますが、特にビンタンが目立ち、現地で最もメジャーなビールだと感じます。
私が飲んだBintang Pilsenerはキレの良い軽い飲み口のラガーで、蒸し暑い気候にぴったりの喉越し。サテと一緒にいただくと、濃い味付けによく合います。
[主な商品]
・Bintang Pilsener (4.7%): 軽めでスッキリ王道のピルスナー。
・Bintang Radler (2.0%): レモン等の天然果汁をミックスしたさっぱり飲みやすいビール。
・Bintang Crystal (4.3%): より滑らか苦味を抑えたドライな味わい。

Anker(アンカー)
- 創業:1932年
- 醸造所:PT Delta Djakarta Tbk.(ジャカルタ近郊)
- スタイル:ピルスナー、スタウト
Bintangと並んで1930年代から続く、インドネシアの二大巨頭とも言える老舗ブランド。 首都のジャカルタ近郊で作られ、地元の人々に長年愛されている。濃厚なコクのピルスナーの他にも、スタウトも製造。また、ライチやパイナップルといった南国らしいフルーツビールもあり、ラインナップが豊富。
[主な商品]
・Anker Bir (4.5%): ピルスナー。
・Anker Stout (4.9%): 黒ビール。
・Anker Lychee(2.2%): 天然のライチフレーバー。爽やかで女性にも人気。
Ankerのピルスナーは、クリーミーでリッチな味わい。ビンタンより少し濃厚に感じます。ホテルの部屋でピーナッツをつまみながら、じっくり飲みました。
Anker Stoutは、濃厚なロースト感とマイルドな甘みのある黒ビール。個人的には、塩気のあるおつまみと一緒に飲みたい味わいです。


Bali Hai(バリハイ)
- 創業:1975年
- 醸造所:PT Bali Hai Brewery Indonesia(西ジャワ州)
- スタイル:ラガー(ヘレス)
醸造所はジャカルタ近郊に位置する準大手ブランド。世界各地から厳選された麦芽やホップを使用しているのが特徴。
Bali Hai Premiumは、日本の定番ビールに近い、すっきり飲みやすい味わいです。現地の複数のお店で見かけたので、比較的見つけやすい印象です。
同じメーカーのEl Diablo Indonesia Pale Ale Sessionも、ややライトで飲みやすい味わい。価格を考えると、コストパフォーマンスの良いビールだと思います。
[主な商品]
・Bali Hai Premium (4.9%): フローラルな香りが特徴の高品質ラガー。
・Draft Beer (4.9%): 爽やかでキレのあるライトな飲み心地。
・EL DIABLO IPA (4.9%): インドネシア発のペールエール。「Indonesia Pale Ale」と銘打たれた、苦味を抑えたユニークなスタイル。


バリハイ
Prost(プロスト)
- 創業:2015年
- 醸造所:PT Beverindo Indah Abadi(中部ジャワ州)
- スタイル:ピルスナー
2015年に登場した、インドネシアの巨大財閥「OTグループ(お菓子から日用品まで幅広く手掛ける)」のブランド。ジャワ島やバリ島で急速にシェアを拡大しており、コスパの良いビールとして親しまれている。
[主な商品]
・Prost Beer (4.8%): 3種類のホップを使用した、色々な料理に合うピルスナー。
・Prost Alster (2.9%): レモン果汁を配合した、低アルコールのラドラー。
・Prost Pilsener (4.8%): ホップの香りとクリアな苦味を際立たせた本格派。
私が飲んだProst Pilsenerは、日本で飲み慣れたラガーに近い、すっきりライトな味わい。馴染みのある味で、こちらも美味しいです。

Singaraja(シンガラジャ)
ビーチウォーク内の酒屋「Vinyard」で購入したシンガラジャは、しっかり冷やして、おつまみと一緒にごくごく飲みたいピルスナー。苦味は少し強めで、独特の風味とクセがありますが、それも含めて美味しいです。

Kura Kura(クラクラ)
- 創業:2020年
- 醸造所:Kura Kura Beer(バリ島)
- スタイル:エール、ラガー、IPA
バリ島出身の親子によって誕生した勢いのあるブランド。「Kura Kura」はインドネシア語で「カメ」を意味する。プラガの清らかな湧き水を使用し、保存料や添加物を使わず丁寧に醸造。「ジャケ買い」したくなる洗練されたデザインが特徴。
[主な商品]
・Lager (4.9%): 軽い口当たりと苦みの爽やかなピルスナー。
・Island Ale (4.9%): ペールエール。
・Easy Ale (4.1%): ケルシュスタイル。昼間のプールサイドに最適な繊細な味わい。
・IPA (7.1%): ホップのフルーティーさと強い苦味の本格派。
ケルシュ(Kölsch)とは?
ドイツのケルン発祥。ラガーのような爽快さと、エールのフルーティーさを併せ持つ上面発酵ビール。
オレンジ色の缶のIsland Aleは、しっかりとした苦味とフルーティさがあり、濃厚な味わい。食事と一緒にごくごく飲むのはもったいないと思うくらい、美味しいビールです。ホテルの部屋でYouTubeを見ながら、ピーナッツをつまんでじっくり飲みました。

Island Brewing(アイランド・ブリューイング)
- 創業:2019年
- 醸造所:Island Brewing(バリ島)
- スタイル:ピルスナー、ペールエール、IPA
創業者がホームブルーイングから立ち上げた本格派。「無濾過・非加熱」にこだわったフレッシュな造りが特徴。「Asia Beer Championship 2023」でも受賞するなど、高く評価されている。
[主な商品]
・Pilsner (4.1%): ドライでキレが良い、爽快なピルスナー。
・Summer Pale Ale (4.5%): 麦芽のコクと苦味のバランスが抜群。
・Small Hazy (4.8%): フルーティーな味わい。
Small Hazyは、グレープフルーツを思わせる爽やかな柑橘の香りで、フルーティ。しっかりしたコクがありながら後味も良く、苦味も程よいです。今回飲んだ中では一番好みに合うビール。お店により価格に差があり、Coco Gourmetでは74,000ルピア(約670円)、Bintang Superだと45,000ルピア(約405円)ほど。かなり好きな味だったので、自分用のお土産としても購入しました。

Black Sand Brewery(ブラックサンド・ブリュワリー)
Black Sand BreweryのIPAは、クラクラのIsland Aleに近い味に感じます。しっかりしたビール感があり、美味しいです。ただ、購入時の93,500ルピア(約840円)という値段を考えると、個人的には少し割高な印象。個人的には、スモールヘイジーやクラクラの方がコスパを考えると良いし、十分満足できると思いました。

Islands of Imagination(アイランズ・オブ・イマジネーション)
私が飲んだIsland Hoppin’ Pale Aleは、爽やかな苦味と濃厚な味わいで美味しいペールエールです。Bintang Supermarketで53,500ルピアから48,500ルピア(約440円)に値引きされていたものを購入しました。旅行中に見かけたのはBintang Supermarketのほか、もう1店舗だけで、やや見つけにくい銘柄です。

補足とまとめ
ビンタンビールの現地価格
2026年8月に、バリ島のワルンやスーパーで確認したビンタンビールの価格です。
| 商品 | お店 | 確認した価格 |
|---|---|---|
| Bintang 瓶 | Shinta Warung | S瓶330ml:42,000ルピア(約380円) L瓶620ml:61,000ルピア(約550円) |
| Bintang 瓶 | Sansan Warung | S瓶330ml:40,000ルピア(約360円) L瓶620ml:60,000ルピア(約540円) |
| Bintang ロング缶(500ml) | Circle K | 37,000ルピア(約330円) |
| Bintang ロング缶(500ml) | Cocomart | 38,000ルピア(約340円) |
| Bintang 缶(320ml) | Coco Gourmet | 27,000ルピア(約240円) |
そのほかのビールの現地価格
同じビールでも、お店やセールによって価格に差があります。
| 商品 | お店 | 確認した価格 |
|---|---|---|
| Anker Beer | Coco Gourmet | 16,800ルピア(約150円・セール価格) |
| Anker Stout | Coco Gourmet | 19,000ルピア(約170円・セール価格) |
| Prost Pilsener | Coco Gourmet | 23,000ルピア(約210円・セール価格) |
| Bali Hai Premium | Coco Gourmet | 32,000ルピア(約290円) |
| Kura Kura Island Ale | Coco Gourmet | 60,000ルピア(約540円) |
| Island Brewing Small Hazy | Coco Gourmet | 74,000ルピア(約670円) |
| Island Brewing Small Hazy | Bintang Supermarket | 45,000ルピア(約405円) |
| Singaraja | Vinyard | 27,500ルピア(約250円) |
| Black Sand IPA | Bintang Supermarket | 69,000ルピア(約620円) |
| Island Hoppin’ Pale Ale | Bintang Supermarket | 48,500ルピア(約440円・セール価格) |
※価格は2026年8月の現地確認時。日本円は当時の価格感の目安として、1万ルピア=約90円で概算しています。
ビールが安いお店・スーパー
色々見てまわりましたが、Bintang Supermarketが一番安かったです。他の商品も安いと思ったので、お土産などはそこでまとめて買うのがおすすめです。
例えば、Black SandのIPAは、Vinyardで93,500ルピア(約840円)で購入した後、Bintang Supermarketで69,000ルピア(約620円)で売られているのを発見。購入したお店よりずいぶん安く、悔しい思いをしました。
お土産におすすめの銘柄
- Bintang:インドネシアで一番見かける銘柄。その割に日本では見かけないため「インドネシアに行ってきた感」が出る。
- KURA KURA:希少なエール系が中心。デザインが格好良く、感度の高い友人へのお土産にも最適。
日本入国時の免税範囲は「酒類3本(1本約760ml)」まで。330mlの小瓶や缶なら計6本まで免税で持ち帰ることが可能。お気に入りの味を見つけたら、ぜひパッキングして持ち帰ろう。
※2026年時点のルールに基づくため、最新情報は税関公式サイトを参照。
まとめ
インドネシアでは、定番のラガーから黒ビール、クラフトビールまで、いろいろな味を楽しめます。クラフトビールはやはり高めですが、好みにぴったり合うビールにも出会えて満足です。食事と一緒にごくごく飲んだり、ホテルの部屋でじっくり飲んだり。ビール選びも、旅行の楽しみのひとつです。

