ドバイでは旅行者もお酒を飲める?
ドバイでは、21歳以上の旅行者なら、酒類提供ライセンスのあるホテル・レストラン・バーなどでお酒を飲めます。
イスラム圏なのでどこでも自由に飲めるわけではありませんが、認可店ではビール、ワイン、カクテル、蒸留酒まで選べます。旅行者が知っておきたい飲酒ルールと、ビール・ワインなどの値段や現地事情を公式情報をもとに紹介します。
まず知っておきたい4点
- 飲酒・購入は21歳以上
- 飲めるのは認可されたホテルや飲食店
- 路上・公園・公共のビーチでは飲まない
- 酒販店で買う場合は観光客向けの無料ライセンスが必要

ドバイでお酒を飲める場所とルール
Visit Dubaiの2026年公式ガイドでは、21歳以上は認可されたホテル・施設・レストランで飲酒できると案内しています。宿泊ホテルのバーやレストランを利用するのが、旅行者にはもっとも分かりやすい方法です。
※Visit Dubaiは、ドバイ経済観光庁(Department of Economy and Tourism)が運営する公式観光サイトです。
21歳以上・公共の場では飲まない
日本では飲酒できる20歳でも、ドバイでは飲めません。年齢確認に備え、パスポートなどの写真付き身分証明書を用意しておきましょう。
路上、公園、公共のビーチでの飲酒や、酩酊状態で公共の場に出ることは禁止されています。飲酒後は運転せず、タクシーや配車アプリを利用してください。英国政府のUAE渡航情報でも同様の注意が案内されています。
酒販店で買うなら観光客向けライセンスを取得
認可店の店内で飲むだけなら、旅行者個人の酒類ライセンスは不要です。一方、MMIやAfrican + Easternなどの認可酒販店で購入する場合は、観光客も無料の一時ライセンスを取得します。
※MMIは、ドバイ政府の認可を受けてビール・ワイン・蒸留酒などを販売する酒販店です。
MMIの2026年案内によると、パスポートを使って酒類購入ライセンスの申請に使う専用アプリ「LicenseDXB」から手続きでき、観光客向けライセンスは1か月有効です。制度は変わる可能性があるため、購入時は店舗の最新案内を確認してください。
在住者向けの酒類購入ライセンスは、以前は年間270AEDでしたが、2023年1月から申請手数料が無料になりました。一方、観光客向けの30日間ライセンスは、2019年の導入当初から無料です。
ラマダン(断食月)は、酒類の提供時間や営業時間が通常と異なる店もあります。旅行時期が重なる場合は、予約前に店の公式サイトを確認しましょう。
ドバイのお酒の値段
ドバイ・スタジオシティにあるアイリッシュパブ「The Irish Village」の公式メニューでは、お酒の価格は以下のとおりです。店舗によって価格は異なるため、目安として参考にしてください。(※2026年7月時点)
| 種類 | 現地価格 | 日本円の目安 |
|---|---|---|
| 生ビール1杯 | 38〜52AED | 約1,700〜2,300円 |
| ワイン1杯 | 39〜43AED | 約1,700〜1,900円 |
| ワイン1本 | 187〜205AED前後から | 約8,300〜9,100円から |
| カクテル・ジントニック | 52〜67AED | 約2,300〜3,000円 |
日本円は1AED=約44円で換算した目安です。ドバイでは2025年1月に酒類への30%の税が再導入されており、日本の一般的な居酒屋より高く感じるでしょう。
ドバイでは、ホテルバーやパブを中心に、夕方の時間帯に対象のお酒を割引価格で提供する「ハッピーアワー」を設けている店が多くあります。例えば、BrewDog Dubaiの平日とSofitel Dubai Jumeirah Beachのバーでは、16時から20時のハッピーアワーを案内しています。お酒代を抑えたいなら、夕食より少し早めの時間に利用するのも一案です。実施時間や対象メニューは店ごとに異なるため、公式サイトで確認してください。(※換算は2026年7月時点)
ドバイのビール事情|海外ブランドが中心
ドバイのホテルやパブでは、ハイネケン、ステラ・アルトワ、ギネス、ヒューガルデン、ペローニなど、欧州発のブランドを多く見かけます。アサヒ、バドワイザー、コロナなどもあり、軽いラガーから黒ビール、小麦ビールまで選択肢は幅広めです。

クラフトビールを飲みたいなら、ブルーウォーターズ島のBrewDog Dubaiも候補。公式案内では20本のタップがあり、IPAやラガーなどを選べます。
UAEで現地醸造を味わえる先駆けは、ドバイではなくアブダビにあるCRAFT by Side Hustleです。一方、HEINEKENの公式発表では、合弁会社Siroccoを通じたドバイの醸造所建設が公表されています。現時点では、旅行者がドバイで見かけるのは海外ブランドが中心です。
ドバイのワイン事情|世界各国の銘柄が揃う
ワインも輸入品が中心です。Hotel Indigo Dubaiの「Orange Feels Bar & Shisha Lounge」2026年7月公式メニューでは、フランス・イタリア・スペインなどのヨーロッパ産だけでなく、南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランド、アルゼンチンなど幅広い産地の銘柄が掲載されています。認可されたレストランやバーでは、赤・白・ロゼ・スパークリングをグラスから注文できます。
食事と一緒に1杯だけ試したい旅行者にはグラスワインが選びやすい一方、店によって価格帯に差があります。ジントニックやネグローニなどのカクテル、モクテルやノンアルコールビールも多くの認可店で選べます。
まとめ
ドバイでは、21歳以上の旅行者なら、認可されたホテルや飲食店でお酒を飲めます。一方、公共の場では飲まない、飲酒後は運転しない、酒販店で買う場合は観光客向けライセンスを取得する、という違いは押さえておきましょう。
日本より価格は高めですが、夕方のホテルバーで景色とともに味わえば、ドバイ旅行らしい一杯になります。
