はじめに|スイス旅行はいくらかかる?
スイスは「物価が高い」と言われがちで、旅行費用が心配な人も多いと思う。
この記事では、2024年夏に実際に家族4人(大人2人+子ども2人)でスイス・ジュネーブへ6泊8日旅行した実体験をもとに、
- 日本〜スイスの飛行機代、現地の交通費・宿泊費・食費
- 実際にかかった総額と費目ごとの内訳
- どうやって費用を抑えたのか?現地での工夫
を紹介する。
「スイス旅行っていくらあれば行けるの?」「家族旅行だとどのくらいかかる?」と疑問に思っている人の参考になれば嬉しい。
結論:総額いくらかかったの?
家族4人(私、奥さん、7歳児、4歳児)でスイス・ジュネーブへ2024年に旅行して、旅費は総額1,158,932円だった。
飛行機を早めに予約して安い便を選べたこと、6泊中3泊を友人宅で過ごせたことが大きかった。
「せっかくスイスまで来たんだから、やりたいことは全部やろう!」というスタンスだったので、観光や食事はあまり我慢せずに楽しんだ。
【参考】すべてホテルに泊まった場合の旅費は?
もしすべてホテルに泊まった場合、1泊約4〜5万円とすると+12〜15万円かかっていたと思う。
その場合の概算は約130万〜140万円程度になっていた。
※ホテル泊の旅費例は、以下の宿泊レビューも参考にどうぞ:
▶ ツェルマットのホテル宿泊レビューはこちら
費用の明細|4人家族でかかった費用の内訳
以下は、実際に私たち家族4人でかかった旅費の内訳。
航空券・宿泊・交通費・食費・遊び代・お土産など、あらゆる費用を合計した実額ベース。
「スイス旅行って、結局どこにお金がかかるの?」という参考になれば嬉しい。
項目 | 金額(円) |
---|---|
航空券 | 704,480 |
保険 | 29,580 |
宿泊費 | 139,518 |
交通費(交通PASS関連) | 71,658 |
交通費(上記以外) | 42,612 |
遊び代 | 10,143 |
食事代 | 75,923 |
買い物・お土産 | 63,351 |
通信費 | 1,400 |
雑費 | 20,267 |
合計 | 1,158,932 |
ご覧の通り、最も大きな出費は航空券(70万円超)。
ただ、これは出発の半年以上前に予約したため、比較的安く抑えられたと思う。
また、宿泊費は6泊中3泊を友人宅にしたことで半額近くに抑えられた。
交通費も、ハーフフェアカード+セーバーデイパスの併用で、スイス国内の長距離移動をお得に済ませている。
お土産や食事で特別に贅沢をしたわけではないが、スイスの物価の高さはやはり感じた。
所感と振り返り
通信費が思ったより安かった
今回は、iPhoneにeSIMを入れて現地で使ったが、スマホでの通信・電話に全く困ることはなかった。
以前の海外旅行ではポケットWiFiを持って行ったこともあったけれど、eSIMの方が手軽でコスパも良いと実感。
子連れ旅行では荷物も多いため、機器を減らせるメリットも大きいと感じた。
飛行機代は抑えられた
半年以上前に予約していたため、比較的安めの便を選ぶことができた。
子連れなので乗継ぎ便には不安もあったが、ドーハ空港は広くて快適で、子どもが遊べるスペースもあってむしろ楽しかった。。
食費は高かった…
スイスは、世界の物価の目安としてよく使われる「ビッグマック指数」でも世界トップレベルの高さ。
日本の感覚で外食しようとすると、どのレストランもかなり割高に感じると思う。
スイスのホテルは高い!宿泊費を抑えるために行った対策
グリンデルワルトとツェルマットの2ヶ所でホテルに宿泊したが、どちらも満足度は高かったものの、1泊あたり4〜6万円とやはり高額だった。
最初はどちらもBooking.comで予約していたが、グリンデルワルトのホテルについては、後からホテル公式サイトでより安く予約できることが分かり、予約を取り直すことでコストを抑えることができた。
こうしたケースもあるため、複数の予約サイトや公式ページを比較することが大切だと思う。
遊び代は滑り台など
遊び代は、巨大滑り台などアトラクションの体験費用を含む。
たとえばグリンデルワルトでは、山の中腹で絶景を見ながら楽しめる巨大滑り台に乗ったが、家族4人で約9,000円弱と、物価の高さを改めて実感した瞬間だった。
交通費について
現地ではハーフフェアカードとセーバーデイパスの交通パスを組み合わせて利用した。長距離移動が多かったため、どちらもすぐに元が取れるレベルでお得だった。
スイスの鉄道は便利だが、そのまま乗るとかなり高額。事前にパスを選んで購入しておくことが節約のカギになる。
▶ スイスのお得な交通パス一覧|ハーフフェアカードとは?セーバーデイパスとは?違いや選び方まとめ
キャンセルリスクへの備えも必要
航空券は旅行の約半年前に予約したが、購入直後からキャンセル料が発生する条件だった。仕事の都合で本当に行けるか不安もあったため、約2万円のキャンセル保険に加入してリスクに備えた。
旅行費用を抑えるには早めの予約が有利だけど、急な予定変更に対応する保険加入も忘れずに検討したい。
まとめ
「スイス旅行=高い」というイメージがあったけれど、早めの予約や交通パスの活用、ホテルの予約サイトの比較などを通じて、意外と現実的な費用で楽しむことができた。
この記事が、これからスイス・ジュネーブ方面へ旅行を考えている方の参考になればうれしい。
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