ブルキナファソとはどんな国?事前準備・治安・基本情報まとめ(Burkina Faso旅行記)

ブルキナファソの道路 ブルキナファソ

はじめに|ブルキナファソってどんな国?危なくない?

「ブルキナファソってどこにあるの?」「どんな国なの?」「治安は大丈夫?」

そんな疑問を持つ人向けに、ブルキナファソの基本情報や治安状況、そして実際に訪れた体験をもとに現地の様子を紹介します。

2025年現在、ブルキナファソは外務省から渡航中止・退避勧告が出ている国ですが、私が訪れたのは10年ほど前のまだ比較的安全だった時期。

この記事では、

  • ブルキナファソってどんな国か?(歴史・文化・街の様子)
  • 旅行前に必要な準備(ワクチン・治安対策)
  • 現地を訪れた体験談

について書いています。

※飛行機や乗り継ぎに関する詳しい情報は、以下の旅行記2で紹介しています。
👉 ブルキナファソへの移動手段・飛行機の乗り継ぎについて(旅行記2)

ブルキナファソへ行くことになった背景

ブルキナファソを旅行したのは、(2025年の)約10年前のこと。

きっかけは、当時ブルキナファソに住んでいた妻の友人(青年海外協力隊員)から「遊びに来ない?」と誘われたことだった。

正直、それまで「ブルキナファソ」という国名すら聞いたことがなかった。

でも、友達が住んでいる国を訪れる旅は、ガイドブックには載っていない体験ができるもの。しかも、ブルキナファソのような国には、行こうと思っても簡単には行けない。

だからこそ、「今しか行けないかもしれない」と思い、思い切って行ってみることにした。

ブルキナファソってどんな国?

ブルキナファソはアフリカ西部の内陸国で、日本の約70%ほどの広さ。

マリ、ニジェール、ベナン、トーゴ、コートジボワールと国境を接しており、海には面していない。

ブルキナファソの位置はこちら👉 Googleマップ

ワガドゥグの道路の様子
ワガドゥグ(Ouagadougou)の道路の様子。バイクや車が行き交う。

19世紀頃からフランスの植民地となっていた経緯があり、現在の公用語もフランス語。

1980年代に国名が「ブルキナファソ(=誇り高き人々の国)」に改められた。

世界でも最貧国のひとつとされており、国民の多くが貧困状態にある。

さらに、2015年頃から治安が悪化し、2025年現在では国内全域が「危険レベル3(渡航中止勧告)」または「レベル4(退避勧告)」の対象。

👉 外務省 海外安全情報はこちら

私たちが訪れた当時(約10年前)は、まだ比較的安全な時期だったけれど、今は個人旅行では渡航できない国になってしまっている

国名の意味・宗教・通貨・時差など

  • 国名の意味:「ブルキナファソ」は現地の2つの言語で「正直な人々の国」という意味を持つ(「ブルキナ」はモシ語で「正直な人」、「ファソ」はジュラ語で「祖国」)。
  • 宗教:イスラム教(約60%)、キリスト教(約20〜25%)、アニミズム(伝統宗教・精霊信仰)などが共存しており、複数の宗教を重ねて信仰する人も多い。
  • 通貨:CFAフラン(XOF)を使用。フランス語圏の西アフリカ諸国で共通通貨となっており、ユーロとレートが連動している。
  • 時差:日本との時差は-9時間(サマータイムなし)。日本が正午のとき、ブルキナファソは午前3時。

ブルキナファソ旅行の実態|観光地や情報の少なさについて

ブルキナファソは、「地球の歩き方」のようなガイドブックもなく、事前情報がほとんど手に入らない国だった。

特に観光情報が極端に少なく、「どんな見どころがあるのか?」「どうやって現地で動けばいいのか?」といった点は現地に行ってから模索するしかなかった。

袋を売り歩く少年
袋を売り歩く少年

ただそのぶん、観光地を巡る「旅行」ではなく、現地の暮らしに触れる「体験」ができる旅だったと思う。

道を歩く子どもたち、熱気に満ちた市場、屋台の料理、素朴な暮らし……どれもが日本とは全く異なる世界で、とにかく新鮮だった。

Air Burkinaのお土産
Air Burkinaのグッズ。意外とかわいい。

現地の人たちの親切さにもたびたび助けられたし、文化の違いに驚かされることも多かった。
治安さえ回復すれば、ぜひもう一度訪れてみたいと思える国だった。

渡航前の準備について

黄熱病の予防接種(イエローカード)

ブルキナファソに渡航するには、黄熱病の予防接種を受け、「イエローカード」と呼ばれる国際予防接種証明書を取得する必要があった(ビザ取得の際に提出)。

実際のイエローカードはこんな感じ👇

黄熱ワクチンのイエローカード(予防接種証明書)
黄熱病の予防接種証明書(イエローカード)。アフリカの一部の国では入国時に提示が必要だった。

私は2014年に東京の検疫所(Japanese Quarantine Association)で接種を受けた。当時は「10年間有効」とされ、有効期限が記載されていた(現在は一度接種すれば終身有効とされている)。

黄熱病以外にも、蚊が媒介する感染症が多いため、現地では長袖・長ズボンの着用虫除けスプレーの使用が必須とされていた。特に夕方以降は対策が重要。

ビザ(査証)の取得について【2024年以降はオンライン申請】

ブルキナファソへの渡航にはビザ(査証)が必要だった。

私が渡航した2014年当時は、東京・三田にある在日ブルキナファソ大使館(Embassy of Burkina Faso in Japan)にメールで連絡し、郵送で申請手続きを行ってビザを取得した。

ただし、現在は申請方法が変更されているため注意が必要。

【重要】2024年12月以降のビザ申請方法

2024年12月5日以降、在日大使館経由でのビザ申請はできなくなった

現在は、下記のブルキナファソ政府公式のオンラインビザサイトから申請を行う必要がある:

✅ ビザのオンライン申請はこちら:
https://www.visaburkina.bf/

まとめ|ブルキナファソ旅行に向けた準備

ブルキナファソへの旅行は、他の国と比べて情報が少なく、事前準備がとても重要だった。

イエローカード(黄熱病予防接種)やビザの取得虫除けなどの感染症対策、そして航空券の乗り継ぎや宿泊先の手配など、計画は細かく進める必要があった。

それでも旅そのものはとても刺激的で、一生忘れられない経験になった。

次の記事では、実際にどうやってブルキナファソまで行ったのか、航空券・乗り継ぎ・経由地の観光などを詳しく紹介しています👇

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