はじめに
スイスのお土産といえばチョコレートやチーズが定番ですが、「塩」や「調味料」もスイスらしさが詰まったおすすめアイテムです。スーパーや市場を覗くと、日本ではなかなか見かけないスイス産のハーブソルトや万能調味料がずらり。軽くて持ち帰りやすく、料理好きな人へのお土産にも最適です。
この記事では、スイス旅行中にスーパーで買える人気の塩・調味料お土産を、現地の使い方や特徴とともに紹介します。
Herbamare(ハーブソルト)
A.Vogel社が製造する、スイスの人気ハーブソルト。
海塩に、セロリ・クレソン・タマネギ・バジルなど新鮮なハーブと野菜をミックスして作られていて、化学調味料・添加物は不使用。
しょっぱすぎず、ハーブの香りと野菜の旨みが絶妙で、料理が一気に“プロっぽい味”になる調味料。
おすすめの使い方:
- オリーブオイルと一緒にサラダにかけて、即席ドレッシングに
- ブロッコリーやアスパラなどのゆで野菜にそのままひと振り
- ステーキやグリル料理の仕上げにも相性抜群

Aromat(アロマット)
スイスの家庭で「常備調味料」といえばこれ。 クノール(Knorr)が製造する万能シーズニングで、粉末状のうま味調味料とハーブをブレンドしたもの。やや塩気が強く、炒め物や卵料理、グリル肉、フライドポテトなど何にでも合う。
スーパーの食品売り場で必ず見かけるほどの定番品。小さな缶入りで軽く、値段も手頃なのでまとめ買いしやすい。

Maggi Würze(マギー・ヴュルツェ)
スイスの家庭ならほぼどこにでも置いてある定番調味料。 旨味のある液状調味料で、塩気が強く、香ばしさとハーブやスパイスのような風味が混ざった独特の味が特徴。
醤油に似た濃い色をしているが、日本の醤油よりもしょっぱく、甘みはほぼなく、旨味の方向性も異なる。発酵由来の深みはあるが、より「調味料感」が強い。
スープや煮込み料理に数滴入れてコクをプラスしたり、サラダやゆで卵に直接かけたりと万能。特にポトフやコンソメスープへのちょい足しは定番で、各家庭ごとに“自分流”の使い方がある。
※生産する会社はスイスだが、発祥はドイツ

Thomy(マヨ・マスタード)
スイスでは認知率が非常に高い、マヨネーズ・マスタードブランド。スイスの日常で使われる信頼の味。
卵料理(ゆで卵、オムレツ)、ソーセージ、ホットドッグ、サンドイッチ、ポテトサラダなどにかけるのが定番。日本のマヨネーズより酸味が強く、マスタードは粒なしでなめらか&マイルドな味が多い。
歯磨き粉っぽい見た目は初見の日本人だとちょっと違和感があるが、その形状が逆に「海外っぽいお土産感」あり。

Cenovis(セノビス)
スイス産の茶色いペースト食品。バターと一緒に塗るなど、パンとの相性◎。
「発酵した醤油+ビーフコンソメ+少しビール酵母の香り」を混ぜたような味で、パンチは強めだが、バターと合わせるとまろやかになり、クセになる味わい。
スイスでは、バターを塗ったパンやクラッカーに薄く塗って食べるのが一般的。

Sel des Alpes(岩塩)
スイス産の天然塩ブランド。
スイス西部にある塩鉱山で採掘される岩塩を使用。アルプスの地下深くに眠る古代の海水が長い年月をかけて結晶化したもので、非常に純度が高いとされている。
- 粒子が細かくて溶けやすい
- ミネラル分を自然な形で含む
- 化学的な精製や添加物はほぼ行われず、自然な味わい
塩味がしっかりしていながら角がなく、まろやか。料理の仕上げやパン生地、スープなど幅広く使いやすい。
パッケージがアルプスや山岳をモチーフにしたデザインで、スイス感が強くかわいい。
そして料理全般に使えるので実用的なうえ軽量で持ち帰りやすく、見た目もお土産に最適。
パッケージ参考:Coop公式ページ
スイス産ではないが人気の塩
スイス産ではないが、現地スーパーでよく見かけ、旅行者にも人気の塩を紹介する。
トリュフ塩
黒トリュフ入りの香り豊かな塩。
香りがしっかりしているので、ほんの少量でも料理に贅沢な風味を加えてくれる。
ガラス瓶入りのミニサイズでお土産にもぴったり。現地の友人もおすすめしていて、実際美味しかった。
おすすめの使い方:
- オムレツや目玉焼きなどの卵料理に一振り
- フライドポテトの塩代わりに
- カルボナーラやカプレーゼ、ゆで野菜・ゆで卵にも

カマルグの塩(Fleur de Sel de Camargue)
フランス・カマルグ地方の高級天日塩。
産地はフランスだが、スイスのスーパーでも見かける。
粒が大きく、料理の仕上げにひと振りするだけで旨みが増す。帰国後に使うと料理がワンランクアップする。
おすすめの使い方:
- ステーキや魚のグリルの仕上げ塩に
- オリーブオイル+カマルグ塩でパンのお供に
- サラダや卵料理などのアクセントに

まとめ
スイスのお土産といえばチョコやチーズが定番だけれど、スーパーで買えるスイス産の塩や調味料は種類が豊富で、観光地のお土産店では見つからないものも多い。
スイスらしさがあり、長く使えるのも◎。料理好きな方や、ちょっと変わったお土産を探している方には特におすすめ。