おすすめのスイスビール|有名4銘柄と現地で飲んだローカル銘柄4選

グリンデルワルト・メンリッヒェンの売店(ビールなどのお酒がたくさん並んでいる) スイス

はじめに

スイスへの旅行前に私が思ったことは、

「スイスビールって、情報少なくない?」
お酒好きの私は、スイスのお酒事情を事前に調べていたものの、「スイス ビール」と検索しても日本語記事がほとんど出てこない…。
結局、現地でパッケージだけ見てビールを買うことになり、それはそれで楽しかった。でも…

あとから「有名銘柄を飲みそびれていた」と知って、かなり後悔。。
世のお酒好きの人が同じ過ちを繰り返すことが無いよう、「スイスビール」の銘柄とおすすめについてまとめたい。

スイス人はビールを飲むの?スイスビール事情

質問:スイス人ってビール飲むの?🍺
答え:けっこう飲む!でも“ワインほどではない”

スイスは「ドイツ・フランス・イタリア」の文化が交わる国。だから地域ごとに好まれるお酒も違う。

  • ドイツ語圏(チューリッヒ・ベルン・グリンデルワルトなど) → ビール文化が強め🍺
  • フランス語圏(ジュネーブ・ローザンヌなど) → ワイン文化が強め🍷
  • イタリア語圏(ティチーノなど) → グラッパ(ブランデー)やワインが主流🍇

とはいえ、スイス全体で見るとビールの消費量は安定して多く、世界平均より上らしい。

そして、スタイルとしてはラガーが圧倒的に多く7〜8割。スーパーで適当に買うと、だいたいが「軽めのラガー」「飲みやすいヘレス」が自然と手に入る構造。

補足:ヘレス(Helles)とは?
ドイツ南部発祥の淡色ラガー。苦みが少なく、ほんのり甘さを感じるビールで、ビール初心者にも人気。

スイスビールの味わいと特徴(代表銘柄4選)

まずはスイス全国で買える代表的な銘柄4選を紹介

① Feldschlösschen(フェルトシュレッシェン)

醸造所: Feldschlösschen
スタイル: ピルスナー / ラガー
公式サイト: https://feldschloesschen.swiss/de/

スイス最大手のビールで、スーパーやレストランでもよく見かける定番。クセが少なく日本人にも飲みやすい味。500mlで2CHF前後と価格も手ごろ。

Feldschlösschenのビール缶とグラス
スイスで一番有名なビール「Feldschlösschen」。軽めで飲みやすく、旅行中もよく見かけた。
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クリーミーな泡とコク深い味わいで、ちょっとしたご褒美にぴったりのビール。

② Quöllfrisch(クォルフリッシュ)

醸造所: Brauerei Locher(Appenzell)
スタイル: ヘレス / 地ビール系ラガー
公式サイト: https://appenzellerbier.ch/de/

苦み控えめで甘みもあり、ビール初心者でも飲みやすい。自然派ビールとしても知られ、山のイラストが可愛く、お土産にも人気。Appenzeller Bierとも呼ばれる。

Quöllfrischのビール
苦みが少なく飲みやすい「Quöllfrisch」。山のイラストが印象的。
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軽やかでキレのある味わいが特徴。どんな料理にも合わせやすく、夏にぴったりの一杯。

③ Calanda(カランダ)※定番銘柄だが飲みそこねた

醸造所: Heineken傘下
スタイル: ラガー / ピルスナー
公式サイト: https://www.calanda.com/

スイス東部のグラウビュンデン州で製造される定番ビール。スッキリ系ラガーで、ハイネケン傘下だがアルプスの湧水仕込み。軽めで万人受けする味。製造はスイスだが会社はオランダ。

④ Ittinger Klosterbräu(イッティンガー)

醸造所: Kartause Ittingen(イッティンゲン修道院)
スタイル: アンバー / クラフトラガー
公式サイト: https://ittinger.ch/

赤褐色で、ほんのり甘く香ばしいカラメル風味。コク深く濃厚な味わいが特徴。

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アンバー系のビールが好きな人にはたまらない味わい。
濃厚でほんのり甘く、カラメルのような香ばしさと深いコクが楽しめる。
じっくりと時間をかけて味わいたい、大人のビール。

スイスビールの味わいと特徴(ローカル銘柄4選)

次に、私が訪問した地方(グリンデルワルトとツェルマット)で飲んだローカル銘柄4選を紹介

⑤ RUGEN BRAU(ルーゲンブラウ)

醸造所: Rugenbräu AG(インターラーケン)
スタイル: ヴァイツェン(小麦ビール)
フルーティーでまろやか、バナナ香あり。暑い日にぴったり。インターラーケンやグリンデルワルト地方のレストラン・スーパーで買える。私はこのビールをグリンデルワルトの山の上で、自然に囲まれた美しい山々の風景を見ながら飲み、至高のひとときを過ごした。最高の思い出。

Rugen Brauのビールグラス
グリンデルワルトで飲んだRugen Brauのヴァイツェン。香りも良く、最高の一杯だった。
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小麦を使った白ビール。口当たりなめらかでフルーティ、苦みもほとんどなし。
「ビールは苦いからちょっと…」という人にもおすすめできる、やさしい味のビール。

⑥ Jungfrau Camper Bier(ユングフラウ キャンパービア)

グリンデルワルトのMIGROSで購入。日本のビールに近いピルスナーっぽい味わい。アウトドアやキャンプに合うように設計された地ビールらしい。飲んでみると爽やかであっさり系。ハムサンドと一緒に美味しくいただいた。
グリンデルワルトの近くのブリエンツという湖の近くで作られる地元感満点のビールでラベルのデザインも可愛くお土産にも最適。

Jungfrau Bier
グリンデルワルトのスーパーで購入した地元クラフトビール「Jungfrau」。
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麦の旨みがしっかり感じられ、香りも豊か。
通常のビールよりも長く熟成されており、まろやかで奥行きのある味わいが楽しめる。
ちょっと特別な日に飲みたい、贅沢な一本。

⑦ 3970 NATURTRÜB

グリンデルワルトのMIGROSで見つけた「知る人ぞ知る」地ビール。
ラベルに描かれたサングラスの山男がインパクト大。ラガーと言いつつ、小麦っぽいまろやかな味わい。
「グリンデルワルト産の山の水で作った地ビール」というコンセプトで、現地でしか手に入らない希少ビールらしい。
現地では全くそんな知識がなく、パッケージに引かれて買って飲んだのだけれど、とても美味しかった。

3970 NATURTRÜB
グリンデルワルト産の湧水で作られたナチュラルビール。ラベルのインパクトも記憶に残る。
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クラフトビールの王道、ペールエール。
苦みが少なくて飲みやすく、フルーティでコクのある味わいが特徴。
一番搾りばかり飲んでいた頃、初めて「他のビールもこんなに美味しいんだ」と気づかせてくれた、思い出深い一本。

⑧ Zermatt Bier(ツェルマットビア)

ツェルマットのレストランで頼んだのがこの「Zermatt Bier(ツェルマットビール)」。
ラベルにもグラスにもマッターホルンが堂々と描かれていて、観光気分が盛り上がる。
味はラガー系でクセがない。レストランの食事もビールもとても美味しくいただいた。
ちなみになぜかツェルマットのスーパーはノンアルコールビールがたくさん売られていて、普通のアルコールビールが見つからなかった。
そのお店がたまたまそうだったのか、ツェルマット全体がそうなのかは不明。

Zermatt Bier
ツェルマットで見かけたご当地ビール「Zermatt Bier」。
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麦芽とホップのみを使った、上品で味わい深いビール。
本格ビールの中で最もコスパが良いと思っていて、私が普段からよく飲んでいる一本。

番外編:Kronenbourg 1664

旅行中に見かけたこの「1664」というビール。ラベルがおしゃれでスーパーにも普通に並んでいて、スイスでも人気らしいけれど実はこれはフランス産のビール。「スイスビールを飲みたい!」という人はラベルの国名を要チェック。
でもこれも美味しかったのでおすすめ。

1664 Kronenbourg
スイス旅行中によく見かけた「1664」は、実はフランスのビール。

まとめ

旅行に行く前は調査が足りず、ビールがあんまり飲めない国なのかな?と少し不安に思っていたが、実際行ってみると色々なビールの有名銘柄あり、ローカル銘柄やクラフトビールありと、しっかりビール文化のある国だった。
もうちょっと勉強していけば良かったなとも思いつつ、ローカルビールがしっかり楽しめたので良しとしたい。
また、スイス旅行に行く前に、日本で似た味のビールを試しておくと、現地ビールの味わいがより一層楽しめる。紹介した日本のビールも美味しいので、旅気分を先取りするつもりで、ぜひ一度試してみてもらいたい。

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