はじめに
- 帯広のカレーショップ インデアンについて知りたい
- メニューや値段、テイクアウト方法が気になる
- 豚丼以外の帯広ソウルフードを探している
帯広といえば「豚丼」が有名ですが、実は地元民に愛されるもう一つのソウルフード『カレーショップ インデアン』も外せません。
私自身、帯広旅行前に「帯広 グルメ」と検索したところ、最初は豚丼の情報ばかりが出てきて「帯広には豚丼しかないのか?」と思いました。豚丼はもちろん食べたいけれど、それだけじゃなく他の名物も食べたい!と思って調べて見つけたのが、帯広市民のソウルフード『カレーショップ インデアン』です。

帯広ソウルフード「カレーショップ インデアン」とは?
『カレーショップ インデアン』は1968年に帯広で1号店をオープン。食料自給率が高い十勝地方の地元食材をふんだんに使い、半世紀以上にわたり地元民に愛されてきたカレー店。
店内にはハリウッドスターのポスターが貼られており、レトロで独特な雰囲気が特徴的。
さらに「お鍋を持ってきてのお持ち帰り」を推奨しているのもユニークなポイント。プラスチック容器を使わないため環境にも優しく、地域に根付いた文化となっている。

インデアンカレー?インディアンカレー?
ネット上では「インディアンカレー」という表記も見かけるが、帯広のカレーショップは「インデアン」が正式な名称。
この記事では公式表記にあわせて「インデアン」で統一している。
店舗一覧と営業時間
『カレーショップ インデアン』の店舗は帯広と釧路のみに展開しており、2025年9月時点で計13店舗。釧路→帯広旅行中にあちこちで見かけ「北海道全域にあるのか」と思ったが、札幌など別地域には出店しておらず、あくまで十勝と釧路エリアに根付いたチェーンである。地域密着型でご当地グルメ感が強い点も魅力だ。
帯広エリア
店舗名 | 住所 | 営業時間 |
---|---|---|
なつぞら店 | 北海道河東郡音更町なつぞら2番地 フードコート内 | 10:00~19:00 |
東5条店 | 北海道帯広市東5条南12丁目 | 11:00~21:00 |
札内店 | 北海道中川郡幕別町札内共栄町176-5 | 11:00~21:00 |
西18条店 | 北海道帯広市西18条北1丁目30 | 10:00~21:00 |
西21条店 | 北海道帯広市西21条南2丁目6-152 | 11:00~21:00 |
まちなか店 | 北海道帯広市西2条南10丁目1-1 | 11:00~21:00 |
エスタ帯広店 | 北海道帯広市西2条南12丁目1-1 | 10:00~19:30 |
MEGAドン・キホーテ西帯広店 | 北海道帯広市西21条南4丁目1 | 10:00~21:00 |
芽室店 | 北海道河西郡芽室町東めむろ3条南1丁目1-3 | 11:00~21:00 |
みなみ野店 | 北海道帯広市西17条南36丁目2-8 | 11:00~21:00 |
音更店 | 北海道河東郡音更町木野大通東16丁目1 | 10:00~21:00 |
釧路エリア
店舗名 | 住所 | 営業時間 |
---|---|---|
愛国店 | 北海道釧路市愛国東1丁目10-1 | 11:00~21:00 |
あさひ町店 | 北海道釧路市川上町9丁目7 | 11:00~21:00 |
メニュー・値段・支払い方法(PayPayは使える?)
メインメニュー
メニュー | 価格(税込) |
---|---|
インデアン | 638円 |
野菜 | 638円 |
ハンバーグ | 880円 |
エビ | 913円 |
チキン | 889円 |
カツ | 968円 |
シーフード | 1,078円 |
トッピング・オプション
トッピング | 価格(税込) |
---|---|
カツ | 330円 |
ハンバーグ | 242円 |
エビ | 275円 |
チキン | 242円 |
コロッケ | 165円 |
チーズ | 143円 |
大盛り | +220円 |
各種ドリンク | 88円 |
※価格はすべて税込・店内食事時のもの(2025年9月時点)
辛さの段階
- 普通
- 中辛
- 辛口
- 大辛
- 極辛

支払い方法(PayPayは使える?)
インデアンカレーでは一部のキャッシュレス決済に対応しているが、残念ながらPayPayは利用できなかった。私が訪問した2店舗で確認できた主な支払い方法は以下の通り。
- 現金
- クレジットカード
- 交通系ICカード
- auPay
テイクアウト情報
インデアンの大きな特徴が「お鍋でのテイクアウト」。店内ポップにも「ご自宅のお鍋をお持ちください。大歓迎いたします。」と書かれており、実際に訪問時も鍋を抱えて持ち帰るお客さんを多く見かけた。
プラスチック容器を使わないため環境にも優しく、その分価格も安く提供できるのが魅力。消費者にとってもメリットが大きい仕組みだと感じた。
※鍋を持参しない場合は、専用容器代が別途70円かかる。

通販・お取り寄せ
公式サイトでは「インデアンカレーのレトルト・通信販売は行っていない」と明記されている。しかしAmazonのマーケットプレイスなどでは販売されているケースがあった。
大阪のインデアンカレーとの違い
大阪にも『インデアンカレー』という名前のカレー店があり、大阪・兵庫を中心に約10店舗を展開している。ロゴやカレーの見た目が非常に似ており、初めて知った人は混同しやすい。
歴史的には大阪のインデアンカレーの方が先で、1947年創業。帯広のインデアンカレーは1968年のオープンなので、およそ20年後に誕生している。
ネット上では「帯広インデアンカレーの創業者が大阪でインデアンカレーを食べ、感動して北海道で店を開いた」という説も見かける。当時は商標やブランド権利が今ほど厳しくなく、そのまま定着した可能性も考えられる。
いずれにしても、帯広インデアンカレーは半世紀以上にわたり地元に根付いた存在となり、今では独自のご当地グルメとして完全に定着している。
むしろ今後は、大阪のインデアンカレーも実際に食べ比べてみて、どんな違いがあるのか確かめてみたいと思う。
インデアンのカレー実食レビュー|野菜・チキン・コロッケカレー
旅行中に2回訪問し、3種類あるルーをすべて試した。どれもまったりコクがあり、とろっとしたルーが非常に好みの味わいで本当に美味しい。よく煮込んで寝かされた、家庭の味に近いカレーで、大人も子どもも楽しめる。家族全員が気に入り、コスパの良さも含め「こういうお店が近所にめっちゃ欲しい」と思った。


カレーのルーは「野菜」「ベーシック」「インデアン」の3種類。
- 野菜ルー:野菜がたっぷり入ったマイルドな味わい
- ベーシックルー:ビーフエキスと玉ねぎのシンプルな味。チキンカレーで使用
- インデアンルー:スパイスが効いた濃厚タイプ
チキンカレーは中辛(ベーシックルー)にしたが、しっかり辛めだった。



まとめ
今回の旅行までインデアンカレーの存在を知らなかったが、実際に訪問してみてその美味しさとコスパに驚き、すっかりファンになった。
「帯広=豚丼」という印象しかない人も多いかもしれないが、ぜひインデアンカレーにも立ち寄ってみてほしい。豚丼に並ぶ帯広のソウルフードとして、観光客にももっと知られてほしい存在だと感じた。

▼公式サイトはこちら
カレーショップ インデアン 公式サイト