はじめに|この記事で分かること
- 釧路湿原ノロッコ号の概要
- ノロッコ号の予約方法とおすすめ座席
- 乗車時の注意点
- ノロッコ号乗車体験レビューと写真

釧路湿原ノロッコ号とは?
「ノロッコ号」はJR北海道が運行する観光列車で、名前の通り“のろのろ走るトロッコ列車”を意味している。普通列車よりスピードを落として走るため、釧路湿原の雄大な景色をじっくり眺められるのが魅力。
釧路湿原を走る「釧路湿原ノロッコ号」は1989年に運行を開始。30年以上たった今も釧路観光の定番で、年間6万人が乗車している。もともと2025年度で運行を終了する予定だったが、新しい観光列車の準備が遅れているため、終了は2026年度に1年延長されることが決まった。(※2025年9月時点の情報)
実は「ノロッコ号」という名前はシリーズで、夏の富良野線を走る「富良野・美瑛ノロッコ号」や、かつて冬に流氷を眺められた「流氷ノロッコ号」もあった。その中でも釧路湿原ノロッコ号は特に有名。
車内では観光ガイドのアナウンスが流れ、ビュースポットを案内してくれる。タンチョウヅルやエゾシカに出会えることもあり、子連れでも大人でも楽しめる観光列車だ。

ノロッコ号体験レビューと写真
釧路ノロッコ号の運行日・時刻表
2025年度の運行期間は4月26日〜10月5日。
- 夏季・夏休み期間中:1日2往復運転
- それ以外:1日1往復運転
※運行しない日など例外もあるため、最新情報はJR北海道の公式ページを確認するのがおすすめ。
夏季(2往復時)の時刻表と料金
列車名 | 区間 | 時刻 |
---|---|---|
ノロッコ2号 | 釧路 → 塘路 | 11:06発 → 11:51着 |
ノロッコ1号 | 塘路 → 釧路 | 12:17発 → 13:05着 |
ノロッコ4号 | 釧路 → 塘路 | 13:34発 → 14:16着 |
ノロッコ3号 | 塘路 → 釧路 | 14:50発 → 15:34着 |
料金:釧路〜塘路間 大人1名 1,520円(乗車券 680円 + 指定席券 840円)
我が家のノロッコ号乗車ルート(モデルコース)
- 普通列車で釧路から塘路へ移動
※ノロッコ号が動いていない時間のため釧路駅掲示板。電車の本数が少ないので乗り遅れ注意 - 塘路でカヌー体験
▶ カヌー体験の様子はこちら - カヌー体験終了後、塘路駅前の公園で遊ぶ
塘路駅前の公園。広々していて子どもも長く遊べる - ノロッコ号に乗車!塘路から釧路へ
ノロッコ号に乗り込む前の様子 釧路湿原側はボックス席、反対側は一列席になっている ボックス席の様子。1ボックス6名で全席指定 釧路銘菓「ゆうひ」と「ひぐまのごほうび」。どちらもおすすめ 車内の様子。タンチョウやエゾシカが見えると歓声があがる 湿原の反対側の斜面にもエゾシカが多く見られる 斜面側のエゾシカ(行きの普通列車から撮影) 窓から見える釧路湿原
ノロッコ号のおすすめ座席と予約方法
ノロッコ号は えきねっと から予約できる。
基本的にはJRの他の指定席切符と同様、乗車日の1ヵ月前の同日10時から購入可能。その1週間前からは「事前受付」も利用できる。
事前受付とは?
希望日に確実に座席を押さえたい人向けの仕組み。座席位置は指定できないが、予約できる可能性が高くなる。
実際に利用した際は、8月の繁忙期でも事前受付を使わずに、発売開始日の午前中(10〜12時頃)に予約したところ空席があり、希望していたボックス席を取ることができた。
ノロッコ号の座席表はこちら(全席指定):
▶ 座席表(PDF)
✔ 3号車の5A〜5C、6A〜6C
理由:端のボックス席なので片側が広く使える。さらに車内販売カウンターが近い。
✔ 次点:4号車の運転室側ボックス席
前方の景色が見やすい。
※どの席からでも景色はしっかり楽しめるので、取れた席で満喫できる。
注意点など
- トイレはあるが洋式は3号車に1つだけ、その他は和式。
- 塘路駅では乗車券が買えないため注意。
→ 車掌さんから購入が必要でやや手間なので、事前に乗車券も買っておくのがおすすめ。
おまけ|Mrs. GREEN APPLEの大森さん・若井さん・藤澤さんも遊んだ公園
テレビ番組「あんたの夢をかなえたろかSP」で、Mrs. GREEN APPLEの大森元貴さん、若井滉斗さん、藤澤涼架さんが塘路駅前の公園を訪れ、このブランコでも遊んでいたとのこと。
ミセスグリーンアップルファンの子供と奥さんは、このブランコにこの日一番盛り上がっていた。

まとめ
ノロッコ号は、電車好きの子供と一緒に楽しみにしていたが、釧路湿原と野生動物を眺めながら走る観光列車は想像以上に楽しかった。
往復ノロッコ号に乗るという案もあったが、結果として「JRしれとこ摩周号(普通列車)」+カヌー+塘路駅前の公園+ノロッコ号と、いろいろ組み合わせて遊べたので大満足の一日となった。
ノロッコ号は2026年度で終了予定とのことなので、チャンスがあれば終了までにぜひ体験してもらいたい。