この記事は奈良への旅行で、
・東京から奈良へ格安で行ける方法が知りたい
・東京から奈良へ早く行ける方法が知りたい
・東京から奈良へ道中も楽しみながら行く方法が知りたい
という人向けの記事です。
※2025年4月時点の情報です
結論(一覧)
■閑散日■
移動方法 | 費用 | 移動時間 | 補足 |
新幹線(指定席 定価) | ¥14,930 | 3時間15分 | |
新幹線(ぷらっとこだま) | ¥11,460 | 4時間30分 | こだまのみ |
新幹線(EXPRESS予約) | ¥14,240 | 3時間15分 | クレジットカード必要(年会費1,100円) |
新幹線(EX早特21) | ¥13,190 | 3時間15分 | クレジットカード必要(年会費1,100円) |
普通電車(東海道) | ¥8,030 | 10時間 | |
普通電車(中央線) | ¥8,109 | 11時間30分 | |
サンライズ出雲(ノビノビ座席) | ¥12,960 | 9時間 | 大阪から東京のみ(夜行) |
夜行バス(ドリームスーパー) | ¥18,000 | 15時間 | 奈良駅直行の夜行バス |
夜行バス(エコドリーム) | ¥5,200 | 15時間 | 奈良駅直行の夜行バス |
自家用車 | ¥13,030 | 6時間30分 | 高速代+ガソリン代 |
飛行機 | ¥8,550 | 5時間 | LCC利用 |
※新宿駅または東京駅から奈良駅までの移動にかかる費用で計算しています。新幹線や飛行機などは、京都や大阪から奈良駅への移動費用も加算しています。
■繁忙日■
移動方法 | 費用 | 移動時間 | 補足 |
新幹線(指定席 定価) | ¥14,930 | 3時間15分 | |
新幹線(ぷらっとこだま) | ¥11,970 | 4時間30分 | こだまのみ |
新幹線(EXPRESS予約) | ¥14,840 | 3時間15分 | クレジットカード必要(年会費1,100円) |
普通電車(東海道) | ¥8,030 | 10時間 | |
普通電車(中央線) | ¥8,109 | 11時間30分 | |
青春18切符 | ¥6,025 | 10時間 | 5日間用/片道分 |
サンライズ出雲(ノビノビ座席) | ¥13,560 | 9時間 | 大阪から東京のみ(夜行) |
夜行バス(ドリームスーパー) | ¥20,000 | 15時間 | 奈良駅直行の夜行バス |
夜行バス(エコドリーム) | ¥8,200 | 15時間 | 奈良駅直行の夜行バス |
自家用車 | ¥13,030 | 6時間30分 | 高速代+ガソリン代 |
飛行機 | ¥11,550 | 5時間 | LCC利用 |
※新宿駅または東京駅から奈良駅までの移動にかかる費用で計算しています。新幹線や飛行機などは、京都や大阪から奈良駅への移動費用も加算しています。
東京から奈良へ安く行く方法
■夜行バス(エコドリーム):とにかく安く行きたい人におすすめ
私の知る限り人力以外で最も安く行ける方法。ただし、4列シートで狭くておせじにも快適とは言えない。
隣に太った方が座る。近くに夜通しおしゃべるする人たちが座る。といったアンラッキーがあると一晩眠れず苦しむことになる。
一方で、隣が空席という激熱ラッキー席を引き当てられれば、一気に安眠できる可能性が高まる。後ろが空でリクライニング倒し放題席も熱い。
■青春18切符:春季(3-4月)・冬季(12-1月)のみ利用可
1980年代から存在する激安移動界では有名なJR乗り放題きっぷ。
以前は5回分の利用券を買い、利用可能期間の中から好きな日を5日選んで利用でき、複数人での利用も認められていたが、残念ながら2024年冬季より、複数人利用禁止・連続した3日間または5日間のみ利用可能という形に大幅改悪されてしまった。
ただ、それでもまだ遠距離を安く移動できる手段として使い道は残されていると思う。
例えば、年末12月30日に東京から奈良へ帰省し、帰省中の移動は基本青春18きっぷを使用、1月3日に東京へ戻るという使い方をすればかなりお得になる。
一方で、旅行・帰省期間が5日を超えると青春18きっぷが2枚必要となり、途端にお得度が下がるので、使い所は難しくなった。
■自家用車:複数人での移動・荷物がたくさんある場合におすすめ
電車等と異なり、移動中ずっと自分で運転をしないといけないことがデメリットなのだが、運転好きな人にとっては、デメリットのない唯一無二の選択肢にもなるらしい。
また、1人では新幹線同等の値段になるが、2人以上で家族・友人と一緒に移動する場合は一気に割安になる。
ただし、GWや年末年始の移動は渋滞が激しいため、夜間や早朝に移動するなど工夫が必要。
東京から奈良へ早く行く方法
■新幹線:できるだけ早くかつ快適に行きたい人におすすめ
とにかく早く移動したい場合は、新幹線ののぞみ一択になると思う。
のぞみは、定価でチケットを買う以外にクレジットカードのJR東海エクスプレス・カード(年会費1,100円)を持っていると、EXPRESS予約を使って数百〜3,000円ほど安くチケットを買うことができる。(予約タイミングや繁忙期・閑散期で価格が変わる)
最繁忙期でなければ1往復すれば元が取れるので、年1回以上東京からのぞみで奈良・京都・大阪へ移動する人にとっては非常に有用。エクスプレス・カードは私も持っている。
新幹線を利用するととにかく早いのと、座席が広くてストレスが少ない。
もう少しコスパを重視したい場合は、移動時間が少し増えるがこだまに安く乗れるぷらっとこだまも有力な選択肢となる。
■飛行機:移動時間が早朝・夜間など少し変な時間でも構わない人におすすめ
飛行機はPeachなどのLCCを使えば意外に安いが、そのような安い便は時間が夜遅くだったり、早朝だったりと不便な時間が多い。
また、空港から市街地が遠いため、空港まで・空港からの移動に時間が取られるうえ、乗り降りの待ち時間が長いのもデメリット。乗った後の移動は時速800kmで最速。(新幹線は時速300km強)
到着が遅い時間でも構わない人や、飛行機に乗ることが好きな人は全然あり。
東京から奈良へ道中も楽しみながら行く方法
■普通電車(中央線):移動途中の駅で途中下車するなど道中食事や観光を楽しみながら移動したい人におすすめ
中央線を使う場合、新宿→甲府(山梨)→塩尻(長野)→中津川(岐阜)→名古屋(愛知)→亀山(三重)→加茂(京都)→奈良 という経路になる。
JRは移動距離が100kmを超える場合は途中下車OKになる。
・甲府・・・駅の南側に商店街があり、ぶどうやワインなど気軽に買い物が楽しめる。山梨名物のほうとうが食べられるお店「ほうとう小作」が駅の近くにあるのもうれしい。
・塩尻・・・日本一狭い駅そば店がある駅。入り口も店内も極小で有名。ただ実は改札の外に出てからでもこのお店で食べることができてそっちだともう少し広い。関東風のそばでとても美味しい。雪の多い地域で冬場は雪が積もっていることも多い。駅周辺に少しお店があったり、周りを歩くだけでもプチ観光が楽しめる。
・中津川・・・ここの駅そばも美味しい。周辺で岐阜名物の栗きんとんを食べることができる。
・名古屋・・・駅のホーム各所で食べられるきしめんがおすすめ。ただ、それ以外の駅近周辺で時間をつぶしたり食事が意外にしづらい。少し離れないと見どころが少ないのと、名古屋駅構内のレストランは価格設定が高い。私は名古屋駅はあまり長居せずできるだけ早めに次の電車に乗る派。
ちなみに、名古屋に宿泊するなど時間が取れる場合は全然話しが変わってくる。少し移動して手羽先や味噌カツ、ひつまぶし、味噌煮込みうどんなどの美味しい店をめぐりしっかり楽しむことができる。
・亀山・・・亀山から加茂間は電車が単線非電化区間で、鉄道好きが喜ぶめずらしい電車に乗れる。JR西日本キハ120形気動車と言うものらしい。私はあまり詳しくないが、鉄道好きの義父に、亀山・加茂間の電車に乗ると伝えると羨ましがっていた。日本全国でも数が少なくて貴重とのこと。電車の本数は少ないので、タイミングによっては次の電車まで余裕で1時間待たされたりする。
東海道も楽しいが、中央線での移動は途中下車で山梨・長野・岐阜などいろいろ楽しめる。時間がある時はおすすめ。
■夜行バス(ドリームスーパー号):夜間に快適移動したい人におすすめ
夜行バスというと、4列シートで激安の学生向け移動手段というイメージがあったが、ドリームスーパー号はそれとは全然違う快適な乗り物になっている。
一人一人が個室に近い座席になっていて、リクライニングし放題。トイレや洗面所があり、アメニティも充実しており、ビジネスホテルなみの快適さで過ごせる。
一度GWに夜行バスで移動した時、渋滞で到着が4時間ほど遅れたことがあったが、快適な座席のおかげで全く苦ではなかった。
その分、値段はそこそこするけれど、ホテルに泊まることを考えれば安い。
仕事の後にそのまま移動する場合は今後も使うと思う。
■サンライズ出雲
大阪と東京間を移動できる数少ない夜行列車の一つ。寝台特急でベッドなどがついている。
実はまだ乗ったことが無いのだけれど、絶対楽しいのでいずれ乗りたいと思っている電車。
個室と、他の人とオープンなスペースで寝るノビノビ席というものがある。
まとめ
私は基本的にJR東海エクスプレス・カード(年会費1,100円)のEXPRESS予約を使ってのぞみで移動するのをベースとしている。
やや高いけれど、座席が広く快適でとにかく早く移動できる。
あとは、時間をかけても良いとか、家族みんなで移動したいとか、条件によって他の選択肢をその時により選んでも良いのかなと思う。参考にしてもらいたい。
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