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はじめに|この記事で分かること
イタリアへ旅行に行く予定の方の中には、コンセントの形状や電圧、変換プラグについて「ローマやミラノのホテルでは日本のプラグが使えるの?」「変圧器は必要?」と不安に感じる方がいると思います。
この記事では以下の内容をまとめています。
- イタリアのコンセント形状と電圧、必要な変換プラグ
- ローマ・ミラノなど都市別の電圧やコンセントの違い
- Lタイプ・SEタイプ(E/F)・Cタイプの違いと最適な変換プラグ
- フランス・ドイツ・イギリスなど近隣国との互換性
結論:イタリア旅行には、以下のようなCタイプ対応の変換プラグを持っていけばOK


イタリアのコンセントの形状
イタリアで使われているコンセントは、Lタイプ、Cタイプ、そしてE/Fタイプ(日本ではSEタイプと呼ばれることがある)のいずれか。
基本的にはCタイプの変換プラグを持っていけば、LタイプやE/Fタイプの差し込み口でも使える。
※ごくまれに合わない差し込み口(古いLタイプなど)もあるが、旅行中に困る可能性は低い。

Cタイプのプラグ

Cタイプのプラグは2本の丸いピンで、アースはない。そのため、ドライヤーや電子レンジなど大きな電力を必要とする機器には不向き。
ただし旅行者が持ち込むスマホ・PC・カメラの充電程度なら問題ない。
Cタイプの変換プラグを使えば、イタリアのLタイプやSEタイプのコンセントに差し込んで普通に利用できる。
※充電器がイタリアの230V電圧に対応している必要はあるが、近年のスマホ・PC・カメラはほぼ対応しているので安心(詳しくは後述の「電圧」セクション参照)。
おすすめの変換プラグ
Lタイプのプラグ・ソケット

Lタイプは3本のピンが縦に並ぶ形状で、中央のピンがアース。
Cタイプのプラグも両端の穴に差し込めるため、スマホやPCの充電程度なら問題なく利用できる。
ただし、まれにCタイプが刺さらないLタイプのコンセントが存在する。その場合は古い「Lタイプ16A」と呼ばれる幅の広い仕様で、旅行者がホテルなどで出会う可能性は低い。
SEタイプのプラグ・ソケット

本記事で言う「SEタイプ」は日本での便宜的な呼び方で、フランス式のEタイプとドイツ式のFタイプをまとめて指している。
ヨーロッパではEまたはFが国ごとに使われており、イタリアでもこの系統の差し込み口を見かけることがある。旅行者はCタイプの変換プラグを持っていれば、多くの場面でそのまま使える。
イタリアの電圧は?iPhoneの充電に変圧器は必要?
- イタリアの電圧:230V
- 周波数:50Hz
日本は100V(50/60Hz)なので電圧が異なる。ただし、近年のiPhoneを含むスマホ・カメラ・PCの充電器は
「100–240V / 50–60Hz」対応がほとんどで、変圧器は不要。

ラベルが100Vのみの機器(例:日本向けドライヤー・ヘアアイロン・炊飯器など)はそのまま使うと故障や発熱の恐れがある。ドライヤーはホテル備え付けや海外対応品を使うのが安全。
ローマ・ミラノなど都市ごとにコンセント形状・電圧の違いはある?
結論、都市による違いはない。ローマでもミラノでも、電圧は230V・50Hzで共通、差し込み口もL/C/E・F系が混在する。
設置状況は建物や部屋ごとに異なるため断定はできないが、旅行用途ではCタイプの変換プラグを用意しておけば対応できる場面が多い。まれに古い設備でLタイプ16A専用の差し込み口に遭遇し、Cが合わないことがある。
旅行者におすすめの変換プラグ・充電器
先に記載した通り、イタリア旅行はタイプC対応の変換プラグを1つ用意しておけばほぼ問題なく対応できる。筆者の利用している変換プラグやおすすめのグッズは以下の通り。
変換プラグ
- ヤザワ|タイプC変換プラグ(コンパクト)
筆者はこのタイプを長く使用中。シンプルで持ち運びしやすい。 - エレコム|タイプC変換プラグ
エレコムの変換プラグは見た目が丸く、スタイリッシュ。
USB充電器(マルチポート)
フランス、ドイツ、イギリスなど近隣国との互換性
ドイツ
コンセント形状はFタイプが主流。
Cタイプ(ユーロプラグ)で差し込める。
フランス
コンセント形状はEタイプが主流。
こちらもCタイプで差し込める。
イギリス(およびアイルランド)
コンセント形状はGタイプで独自仕様。Cタイプとは互換性がない。
イタリアと併せて周遊する場合は、G対応の変換プラグ(またはマルチタイプ)を用意する。


補足:CタイプのプラグはE/Fタイプの差し込み口にも入る(いわゆるユーロプラグ互換)。一方、Gタイプは別規格なので専用アダプタが必要。
まとめ
イタリアへ旅行に行く際は、Cタイプの変換プラグがあれば基本的に対応できる。
コンセント口が少ないホテルもあるので、USBマルチポート充電器があるとさらに安心。(まれに古い16A専用など例外もあるが、旅行中に困るケースは多くない)
旅行の参考になればうれしい。