フランスのコンセント形状と電圧|旅行用変換アダプター・パリ・ニースなど都市別の違いも

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はじめに|この記事で分かること

  • フランスのコンセント形状と電圧
  • フランス旅行で必要な変換アダプター
  • パリ、ニース、リヨンなど都市別の電源事情
  • イタリア、ドイツ、イギリスなど近隣国との互換性

👇 先に結論:フランス旅行には Cタイプ対応の変換アダプターを持っていけばOK

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フランスのコンセントの形状と電圧

フランスでは Eタイプ のコンセントが主流。
ただし旅行者が使うスマホやカメラ、PCの充電器程度であれば Cタイプのプラグ でもそのまま差し込んで使える。

EとCの大きな違いはアースの有無
アースが必要となるのは電子レンジや炊飯器など大きな電力を使う機器だが、旅行者がそうした家電を持ち込む可能性は少ない。
そのため、フランス旅行にはCタイプ対応の変換プラグを持っていれば十分ということになる。

また、フランスの電圧は230V、周波数は50Hz。日本の100V・50/60Hzとは大きく異なるが、スマートフォンやノートPC、カメラなどの近年の充電器は基本的に世界対応(100〜240V)になっていることが多く、その場合はそのまま使用できる。

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一方で、「フランスのコンセントはSEタイプ」という表記を見ることもあるので、その点については後で補足する。

Eタイプのコンセント形状

フランスのEタイプコンセント(プラグとソケット)
Eタイプのコンセント(出典:Wikimedia Commons Author: Looxix, Etienne Rastoul (User:FF7Sephiroth), derivative work: Hic et nunc / CC BY-SA 3.0)

Eタイプのプラグ(左)は丸ピン2本に加え、中央上部に小さな穴がある。
ソケット(右)には突起状のアースがあり、ドライヤーなど電力を多く使う機器でも安全に利用できるようになっている。

Cタイプのコンセント形状

Cタイプのコンセント(プラグ)
Cタイプのコンセント(プラグ)(出典:Wikimedia Commons Author: SomnusDe / Public Domain)
Cタイプのコンセント(ソケット)
Cタイプのコンセント(ソケット)(出典:Wikimedia Commons Author: Dmitry G / CC BY-SA 3.0)

Cタイプのプラグにはアースは無いが、Eタイプのソケットにそのまま差して使える(互換性がある)。
そのため旅行者はCプラグでほとんど困らない。

SEタイプとは?

SEタイプとは

ガイドブックや変換プラグの説明書で「SEタイプ」と表記されていることがあるが、実際の規格名としては存在しない。
フランスの正式なコンセント規格はEタイプまたはCタイプである。

SEタイプという呼び方は、Eタイプ(フランス)Fタイプ(ドイツ)の両方に対応した形状を便宜的にまとめたものと考えれば良い。

結論としては、Cタイプの変換アダプターを持っていれば、日本からのフランス旅行で困ることは少ない

Fタイプとは?

Fタイプのコンセント(プラグ)
Fタイプのコンセント(プラグ)(出典:Wikimedia Commons Author: Clément Bucco-Lechat / CC BY-SA 3.0)
Fタイプのコンセント(ソケット)
Fタイプのコンセント(ソケット)(出典:Wikimedia Commons Author: Retired electrician / CC0 1.0)

Fタイプはドイツなどで使われているコンセント規格で、プラグの両端にアース板が付いているのが特徴。
フランスのEタイプとはアースの位置が異なるが、近年はE/Fどちらにも対応する共用タイプのソケットも普及している。

タイプ毎の互換性

ソケット(壁側)\プラグ(差し込む側)CプラグEプラグFプラグE/F共用プラ
Eソケット
※アースなし
Fソケット
※アースなし
E/F共用ソケット
Cソケット×××
※「○=使用可」「×=不可」。Cプラグは軽電流機器向けでアース無し。
※ 旅行者はスマホ等ならCプラグで概ねOK。ドライヤー等はE/F共用プラグが安心。

主要都市のコンセント事情

フランスでは全国的に同じ規格が使われており、パリでもリヨンでもニースでも、基本的にはCタイプのプラグで対応できる。
都市ごとの差はないため、旅行者はCタイプの変換アダプターをひとつ持っていれば安心である。

  • パリ:Cタイプの変換アダプターがあればOK
  • ニース:Cタイプの変換アダプターがあればOK
  • マルセイユ:Cタイプの変換アダプターがあればOK
  • リヨン:Cタイプの変換アダプターがあればOK
  • トゥールーズ:Cタイプの変換アダプターがあればOK
  • ナント:Cタイプの変換アダプターがあればOK
  • ストラスブール:Cタイプの変換アダプターがあればOK
  • モンペリエ:Cタイプの変換アダプターがあればOK
  • ボルドー:Cタイプの変換アダプターがあればOK

フランス旅行におすすめの変換アダプター・充電器

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近隣国とのコンセント形状相違点|ヨーロッパ周遊する場合に使える変換プラグ

世界各国のコンセント形状
世界各国のコンセント形状(出典:Wikimedia Commons, Author j4p4n, CC0)

イギリスのコンセント形状

TYPE Gの形状。ヨーロッパの中ではイギリスのみ独自規格となっている。

ドイツのコンセント形状

TYPE Fの形状。アースの位置は異なるが、TYPE EやTYPE Cと似た構造になっている。

イタリアのコンセント形状

TYPE L、TYPE F、TYPE Cが混在している。古い建物ではLタイプ専用のソケットも残っているが、Cプラグが使える場合がほとんどである。

フランス以外のヨーロッパ各国を周遊する場合は、以下のようなマルチ変換プラグを持っていれば安心である。

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まとめ

フランスへ旅行に行く際は、Cタイプの電源変換プラグを持っていれば基本的には問題ない。ヨーロッパを周遊する場合はマルチ変換プラグがおすすめ。
また、家族でコンセント争奪戦になることも多いため、USBマルチポート充電器を持っていくと安心。

フランス旅行を検討中の方の参考になれば嬉しい。

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