はじめに
この記事は以下のような人におすすめです:
- スイス・ツェルマットでおすすめのスイス料理レストランを知りたい
- Theodors Stubaのレビューを読みたい
- ツェルマットで子連れでも安心して食事できるお店を探している
Theodors Stubaについて
Hotel Walliserhof Zermattの1階にある、1896年創業の由緒あるレストラン。ツェルマットの地で100年以上、地元食材とスイスの伝統料理を守り続けてきたお店。
チーズフォンデュやラクレット、ロシュティなどスイスらしい料理を堪能できるメニューが充実しており、旅行気分を盛り上げてくれる。
ツェルマットのホテルワリザーホフ宿泊レビュー
子連れで行くなら要注意!テラス席がおすすめ
ツェルマットへ到着した初日の夜に、スイス料理が食べたくてホテルフロント経由で予約したが、チーズフォンデュの匂いが強烈で子どもたちが「くさい…無理…」と涙目に。。やむなく撤退。
どうしてもこのお店でスイス料理を食べたかったので、翌日昼間のお客さんが少ない時間帯に再チャレンジし、テラス席に案内してもらったところ、風通しが良く匂いも気にならず、「ここなら大丈夫そう」とようやく笑顔に。
チーズフォンデュに使われるグリュイエールやエメンタールは熟成により発酵臭が出るうえ、にんにくや白ワインの香りも加わるため、初体験の子どもにはきついことも。
なので、子連れで食事をする場合は、テラス席での食事がおすすめ。
通りを通る馬車が見られるなど、景色もよくて楽しめた。
Theodors Stubaの場所とアクセス
Zermatt駅から徒歩4分(270m)。駅を出て右折し、まっすぐ歩くだけ。アクセスは簡単で駅からも近い。
通り沿いにはカフェやお土産店が並び、観光気分が高まる。
主なメニューと料金(チーズフォンデュ・ラクレットあり)
日本語メニューはある?
2024年の訪問時点では、日本語メニューは見かけなかった。メニューは基本的にドイツ語と英語のみだった。
このあと紹介するメニュー一覧は、日本語訳として参考にしてもらえたら嬉しい。
※円表記は1CHF=170円で計算
🥗 前菜・サラダ
・Grüner Salat(グリーンサラダ):9 CHF(約1,530円)
・Gemischter Salat(ミックスサラダ):11 CHF(約1,870円)
・Walliser Trockenfleisch(ヴァレー州の干し肉):25 CHF(約4,250円)
・Walliser Hobelkäse(ヴァレー州風ホーベルケーゼ※):24 CHF(約4,080円)
・Walliser Platte(ヴァレー風盛り合わせ・ハーフ&ハーフ):24 CHF(約4,080円)
・Kartoffelchips(ポテトチップス)チーズディップ付き(チリチーズ/ブルーチーズ/トリュフチーズ):12 CHF(約2,040円)
※ホーベルケーゼは本来ベルン州の代表的な熟成チーズ。ここでは「ヴァレー風」にアレンジされて提供されていると思われる。
詳しくは以下の記事も参考にどうぞ:
スイスチーズの種類と特徴|旅行中に食べたい代表銘柄と現地での楽しみ方ガイド
🍲 スープ
・Tomatencremesuppe(トマトクリームスープ):11 CHF(約1,870円)
・Kürbiscremesuppe(かぼちゃクリームスープ):11 CHF(約1,870円)
🧀 ラクレット
注文スタイル
・Pro Portion(チーズを1種選択):9 CHF(約1,530円)
・Tour de Wallis(チーズを3種選択):26 CHF(約4,420円)
チーズの種類
・Val de Bagnes(ヴァル・ド・バーニュ):クリーミーでスパイシー
・Wallis 65(ヴァリス65):力強い味わい(ストロング)
・Aletsch(アレッチ):マイルドでクリーミー
付け合せは以下の中から選択
・mit Kartoffeln | Cornichons | Silberzwiebeln(じゃがいも・ピクルス・小玉ねぎ)
・mit Weissbrot | Preiselbeeren(白パン・こけもも)
・mit Kartoffeln | Jalapeños | Trockenfleisch(じゃがいも・ハラペーニョ・干し肉)
🫕 チーズフォンデュ
注文スタイル
・3種類のチーズミックスから1つを選び、フレーバーを加えて注文。
・フレーバーごとに価格が異なる。
※プレーンなチーズフォンデュのほか、トマトやポルチーニなどアレンジも可能。
チーズの種類
・Wyssmüller Creation(ヴィスミュラー・クリエーション):スパイシー
・Theos Brand(テオズ・ブランド):スパイシー
・Walker Hausmischung(ヴァルカー・ハウスミックス):クリーミーでマイルド
フレーバー
・Natur(プレーン):26 CHF(約4,420円)
・Tomate(トマト):27 CHF(約4,590円)
・Chili(チリ):27 CHF(約4,590円)
・Steinpilz(ポルチーニ茸):29 CHF(約4,930円)
・Trüffelöl(トリュフオイル):29 CHF(約4,930円)
3種セット
・Fondue TRE KRONOR(2人分〜):30 CHF/人(約5,100円)
※好きなチーズ1種+フレーバー3種を選んで楽しめるスペシャルセット。
🔥 ホットストーン(鉄板焼きスタイル)
全メニュー共通:サラダ、新じゃが or フライドポテト、ディップ付き
・Rindsfilet(牛フィレ肉 250g):51 CHF(約8,670円)
・Rindsentrecôte(牛リブロース肉 250g):47 CHF(約7,990円)
・Lammkarree(ラムチョップ 280g):47 CHF(約7,990円)
・Kalbsrücken(仔牛の背肉 250g):48 CHF(約8,160円)
・Schweinsrücken(豚の背肉 250g):35 CHF(約5,950円)
🍖 フォンデュ・シノワーズ(しゃぶしゃぶ風)
2人前から注文可。サラダ、ライスまたはフライドポテト、ディップ付き
Fondue Chinoise(牛・仔牛・豚の盛り合わせ):49 CHF/人(約8,330円)
🏠 Walliserhofのスペシャル料理
・Hofs Burger(ハンバーガー+フライドポテト):32 CHF(約5,440円)
・Halloumi Burger(ハルーミチーズバーガー+フライドポテト):29 CHF(約4,930円)
・Steinpilz Risotto(ポルチーニ茸・ポロ葱・ミニトマト入りリゾット):25 CHF(約4,250円)
・Rösti Natur(ロシュティ クラシック):21 CHF(約3,570円)
└ トッピング(ハム・チーズ・卵・トマトのいずれか):2 CHF(約340円)
・Wienerschnitzel(カツレツ+フライドポテト・野菜):47 CHF(約7,990円)
・Cordon Bleu(チーズ入りカツレツ+フライドポテト・野菜):38 CHF(約6,460円)
・Älplermagronen(スイス風マカロニチーズ・アップルソース付き):25 CHF(約4,250円)
・Käseschnitte(巨大クロックムッシュ風):21 CHF(約3,570円)
└ トッピング(ハム・パイナップル・トマト・卵):2 CHF(約340円)
・Kalbsbratwurst(仔牛ソーセージ・ロシュティ・玉ねぎソース):25 CHF(約4,250円)
・Mistkratzerli(丸焼きチキン・新じゃが・野菜):38 CHF(約6,460円)
・Flammkuchen(スイス風ピザ フラムクーヘン ベーコン・玉ねぎ):23 CHF(約3,910円)
・Flammkuchen(スイス風ピザ チェリートマト・モッツァレラ・ルッコラ):23 CHF(約3,910円)
※「ロシュティ」はスイスの朝ごはん文化から来ていて、スイス版「ハッシュドポテト」として観光客にも人気。Flammkuchen(フラムクーヘン)は、ドイツ・アルザス地方発祥でスイスにも広まったピザ風の料理。
🍨 デザート
・Schokoladenfondue(チョコレートフォンデュ)ミルクチョコ+フルーツ:15 CHF(約2,550円)
・Schokoladenfondue(チョコレートフォンデュ)ダークチョコ+フルーツ:15 CHF(約2,550円)
・Hausgemachte Glace(自家製アイスクリーム・1スクープ):5 CHF(約850円)
└ フレーバー:イチゴ、バニラ、チョコレート、アブソルートラズベリー、アプリコット
└ +1 CHF(約170円)でホイップクリーム追加可能
・Schokoladentrüffel & Glace mit Vodka Absolut Raspberri(チョコトリュフとウォッカ香るアイス):11 CHF(約1,870円)
・Schokoladentrüffel(チョコトリュフ):6 CHF(約1,020円)
・Fruchtsalat(フルーツサラダ):8 CHF(約1,360円)
・Hausgemachter Apfelkuchen mit Rahm(自家製アップルパイ+ホイップ):7 CHF(約1,190円)
・Flammkuchen mit Apfel, Zimt, Vanilleglace(スイーツピザ:リンゴ・シナモン・バニラアイス)※2人用:23 CHF(約3,910円)
🍹ドリンクメニュー
🧊 冷たいドリンク(Kalt | Cool)
・Hof’s Wasser(ウォーター)0.5L/1.0L:4 CHF / 6 CHF(約680円 / 1,020円)
・Cola/Cola Zero/Rivella Rot/Sprite(コーラ、コーラ0、リベラ※スイスの炭酸飲料、スプライト):4.5 CHF(約770円)
・Orangina(オランジーナ):4.5 CHF(約770円)
・Schweppes Tonic Water(シュウェップス・トニック):4.5 CHF(約770円)
・Apfelschorle(アップルスプライツァー/りんご炭酸):4.5 CHF(約770円)
・Eistee(アイスティー):4.5 CHF(約770円)
・Orangensaft(オレンジジュース):4.5 CHF(約770円)
・Apfelsaft(アップルジュース):4.5 CHF(約770円)
・Crodino(イタリアのノンアルコールビター系ドリンク):5.5 CHF(約940円)
☕ 温かいドリンク(Heiss | Hot)
・Kaffee(コーヒー):4 CHF(約680円)
・Espresso(エスプレッソ):4 CHF(約680円)
・Double Espresso(ダブルエスプレッソ):5 CHF(約850円)
・Cappuccino(カプチーノ):4.5 CHF(約770円)
・Milchkaffee(ミルクコーヒー):4.5 CHF(約770円)
・Latte Macchiato(ラテ・マキアート):5 CHF(約850円)
・Latte(ラテ):5 CHF(約850円)
・Chai Latte(チャイラテ):5 CHF(約850円)
・Tea(紅茶):4.5 CHF(約770円)
・Heisse Schokolade(ホットチョコレート):4.5 CHF(約770円)
└ mit Rahm(ホイップクリーム付き):+1 CHF(約170円)
🍺 ビール(Bier | Beer)
・Valaisanne Lager(スイス・ヴァレー州のクラフトビール)0.3L/0.5L:5 CHF / 8 CHF(約850円 / 1,360円)
・Zermatt Bier “Matterhorn”(ツェルマットビール「マッターホルン」):6 CHF(約1,020円)
・Valaisanne Non Alc.(スイス・ヴァレー州・ノンアル):5 CHF(約850円)
🍸 カクテル・スペシャルドリンク(Specials)
・Vronas KAFFEE KARLSSON(ヴローナのコーヒーカールソン):13 CHF(約2,210円)
・Opas Lynchberg(おじいちゃんのリンチバーグ):12 CHF(約2,040円)
・Pernilla Vanilla(パニラ・バニラ):12 CHF(約2,040円)
・Boggers Bengt Apero(ベングトのアペロ):12 CHF(約2,040円)
・Kenneths Absolut Grogg(ケネスのアブソリュートグロッグ):12 CHF(約2,040円)
※カクテルはどれも店舗オリジナルな名称で訳が役にたたない
Theodors Stubaの様子と実際の食事

入口には“WILLKOMMEN(ドイツ語でようこそ)”。営業時間:11:30〜14:00、18:00〜23:00。

テラス席からは通りが見え、観光気分もアップ。


Cordon Bleu(チーズ入りカツレツ):チーズのコクと酸味の効いたピクルスが絶妙。スイスの肉は噛み応えがある。パンと一緒に食べるといい感じ。チーズのコクがじんわり広がる。

ロシュティ:じゃがいもの香ばしさが最高!チーズや卵をトッピング。ロシュティはスイスのよくある朝ごはんで、スイス版ハッシュドポテトという感じ。観光客にも人気。


キッズメニューには「ポテト or チキンナゲット+ドリンク」のセットもあり、強い匂いが苦手な子どもも安心して食べられる内容だった。チーズ料理が出てくると、また少し顔をしかめていたけれど、ポテトとリンゴジュースが出てからは無言でパクパクゴクゴク。ご機嫌回復してホッとした。
おまけ|世界一高い?ツェルマットのマクドナルド
先に書いた通り、最初子ども連れで食事ができなかったため、諦めて近くのマクドナルドで小腹を満たした。
ハッピーセット的なボックスに入ったキッズセットがこちら。オレンジジュースとおもちゃ付き。


スイスは世界で一番ビックマックが高い国で、ビックマックの値段はCHF7.2(1,224円)だった。
日本だとビックマックの価格が2025年時点で480円なので日本の2.5倍!


いつもどおりのマクドナルドの味で、子どもは喜んでいた。
まさかの、マクドナルドがスイスご飯一番の笑顔。
まとめ
一度は撤退したものの、再挑戦でスイス料理を子どもと一緒に楽しめたので良い思い出に。
お店は子ども用の椅子や、キッズメニューがあったり、店員さんも子どもにフレンドリーで、子連れにも優しいレストランだった。
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